ソニー DSC-RX1R 全画素超解像ズームで望遠機

DSC-RX1R 全画素超解像ズームで望遠機

前の03のソニー DSC-RX1R スマートテレコンで望遠機の記事からの続きです。

DSC-RX1RのSサイズの約460万画素で、スマートズームと全画素超解像ズームを合わせると、約4.5倍までズームできます。35mmの4.5倍なので、157.5mmまでの望遠になります。そこまでの望遠でも、Sサイズの4.6Mの画素数が残っています。そこから、さらにトリミングするだけの画素数が残っているのです。157mmまで構図を決めてから撮影して、後からトリミングすると、RX1は望遠機としての性格も持っていることになります。

全画素超解像ズームの画質ですが、光学ズームよりは画質がかなり落ちます。全画素超解像ズームはデジタル処理系ズームを改善したものでも、デジタルズームには変わりないからです。スマートズームはクロップするのと同じで画質を低下させずに画素数から切り取っているだけなので、画質の低下を抑えてズームをしたいのなら、前の記事のスマートズームまでにしたほうがいいと思います。

全画素超解像ズーム以上のズームをしたい時の目安があります。正方画素の場合には、縦と横を2倍にするので、画像を2倍に拡大すると、画素数は1/4になります。460万画素の画素数を1/4にの115万画素で、315mmの望遠の画像になります。115万画素は、ウェブで縮小画像としてなら使えます。460万画素を1.5倍にトリミングすると、200万画素くらい残せます。157.5mmの1.5倍は、236.25mmです。RX1Rは236mmまで望遠して、200万画素くらいになります。これは、RX1Rが画素数に余裕があるからです。望遠の圧縮画像で画素数がそんなに必要ないのなら、どのくらいの画素数にするかをその画像で判断するといいと思います。

RX1Rは、焦点距離が35mmの単焦点機で手ブレ補正機能もないので、RX1Rを購入する時に、望遠機としての性格も考えて購入を決める人はほとんどいないのではないでしょうか。ですが、RX1Rは手ブレ対策を考えるのなら、望遠機としても使えます。RX1Rはコンパクトで軽量なので、ミニ三脚やゴリラポッドなどを使って気軽に望遠機として使うこともできます。

デジタルズームは今後ますます改善されていきます。デジカメ時代になって、デジタルズームの画質を向上することが大きな課題になっています。RX1Rの全画素超解像ズームは、まだ光学ズームに大きく差を開けて負けていますが、将来的にはデジタルズームがもっと光学ズームに近づくと思います。RX1Rを望遠機として使ってみるのもRX1Rの魅力がさらにまた引き出されることだと思いますので、フィルム時代にはできなかったデジタル系ズームを使うのもRX1Rが持っている魅力だと思います。

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