オリンパス OM-D E-M10 Mark III レビュー 比較と評価

OM-D E-M10 Mark III

オリンパスのOM-D E-M10 Mark IIIは、2015年9月4日に発売されたE-M10 Mark IIの後継機です。E-M10 Mark IIIの総画素数は約1720万画素で、有効画素数は約1605万画素です。画像処理エンジンはTruePIC VIIIです。

画素ピッチの計算方法とセンサー別の数値の意味で、総画素数で計算すると、E-M10 Mark IIIの画素ピッチは3.5μm以上あります。ファインダーは約236万ドットです。

ファインダーの倍率はマイクロフォーサーズ換算で約1.23倍で、ファインダー倍率の35mm判換算と計算で計算すると、35mm判換算では0.82倍です。マイクロフォーサーズ機はボディを小さくできるのにファインダー倍率が高いのは、電子ファインダーで光学ファインダーのような物理的制限がないからです。

ファインダーのアイポイントはレンズの最終面から約19.2mmで、視度調整の範囲は約-4から+2です。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調整のことを書いています。

ファインダーは水平と垂直の2軸の水準器があります。別売のアイカップのEP-16に交換できます。モニターは縦横比が3対2の3.0型の約104万ドットで、タッチパネル式です。

モニターは上に約85度、下に約45度に動かして撮影できます。ISO感度はISO200からISO25600まであります。拡張感度にISO100があります。拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。

シャッタースピードの上限は1/4000秒です。電子先幕シャッターでは1/320秒、電子シャッターでは1/16000秒までが上限です。電子先幕シャッターのメリットとデメリット電子シャッターとメカニカルシャッターの違いに、それぞれの特徴を書いています。

記録メディアはSDカード系で、UHS-IIに対応しています。Eye-Fiカードも使えます。連写性能はAF追従で、秒間コマ数で約4.8枚です。AFの測距点数は121点です。AFはコントラストAFだけで、位相差AFは使えません。

コントラストAFと位相差AFと像面位相差AFの違いに違いを書いています。露出補正の範囲は±5EVで、1/3EVステップで補正できます。動画では±3EVまでです。

動画性能は、3840×2160の4Kの30pで撮影できます。動画のファイル形式はMOV、動画の映像はMPEG-4AVC/H.264です。動画撮影は29分の記録時間の制限の繰り返しで続けて撮影できます。

内蔵ステレオマイクと内蔵モノラルスピーカーがあります。顔優先AFと、瞳優先AFが使えます。E-M10 Mark IIIのアートフィルターには、ブリーチバイパスが新規に追加されています。

ボディー内手ブレ補正はセンサーシフト式の5軸補正で、補正効果はCIPA基準で4.0段です。シャッターボタンの半押しでファインダー像の安定ができます。

0.1mmから1000mmまで、0.1mmステップで焦点距離の設定ができます。露出制御の測光方式は、324分割のデジタルESP測光です。内臓フラッシュは、ISO100でガイドナンバーが5.8です。

内臓フラッシュの同調速度は、1/250秒以下です。Wi-Fiと、GPS機能もあります。バッテリーのBLS-50で、CIPA基準で約330枚の撮影枚数です。E-M10 Mark IIIの本体のみの重さは、約362gです。別売で、本革ボディージャケットのCS-51Bがあります。

OM-D E-M10 Mark IVのレビューに、後継機のことを書いています。

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