OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II レビュー 比較と評価

OM-D E-M10 Mark II

オリンパスのOM-D E-M10 Mark IIは、2014年2月28日に発売されたOM-D E-M10の後継機です。E-M10 Mark IIの総画素数は約1720万画、有効画素数は1605万画素で、撮像素子は17.3 mm x 13.0 mmのマイクロフォーサーズです。E-M10 Mark IIのEVFは約236万ドットで視野率は約100%で、マイクロフォーサーズ換算でのファインダー倍率は約1.08倍から1.23倍です。アイポイントはレンズの最終面から約19.2mmで、視度調整の範囲は約-4から+2です。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調整のことを書いています。E-M10 Mark IIには、2軸の水準器があります。

EVFのE-M10 Mark IIは光学ファインダーのような物理的制約がないので、APS-Cクラスのエントリー一眼レフの小さい光学ファインダーよりは見やすいです。逆行時に被写体が見にくい時にはEVF内のダイナミックレンジ拡大をして見やすくするOVFシミュレーションの機能もあります。シャッターボタンを半押しして、ファインダー内のブレを抑えて撮影できます。液晶モニターは3.0型で、上に約85度、下に約45度に動かせる可動式です。モニターのドット吸うは約104万ドットで、アスペクト比は3:2のタッチパネル式でタッチシャッターも使えます。AFターゲットパッドを使ってファインダーを覗いた状態で、親指でモニターにタッチしてピント合わせができます。

ISO感度はISO200からISO25600まで使えて、1/3と1段で調整ができます。拡張感度には、ISO100相当が使えます。拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。シャッタースピードの上限は1/4000秒ですが、電子シャッターでは1/16000秒が使えます。フラッシュの同調速度は1/250秒以下です。内臓フラッシュではワイヤレスRCフラッシュシステムでのコマンダーとしても使えて、フラッシュの同調速度は最高で1/160秒です。記録メディアはSDカードで、UHS-II規格とEye-Fiカードにも対応して、エンドレスモードは非対応です。連写の秒間コマ数は1コマ目に露出とピントを固定で、約8.5コマ/秒です。

約8.5コマ/秒でRAWで約22コマ、JPEGで約36コマの連続撮影枚数です。約4コマ/秒の連写時には、RAWでもJPEGでもSDカードの容量の一杯まで連写できます。AFの測距点は81点で、瞳検出AFでは、右目優先、左目優先ができて、近距離の瞳優先でも撮影できます。露出制御の測光方式は、324分割デジタルESP測光です。露出補正の補正範囲は±5段で、1/3、1/2、1ステップで補正できます。 ライブビューでは、±3段までで露出補正できます。動画はフルHDの1920x1080で、フレームレートは60pで撮影できます。動画のファイル形式にはMOVとAVIがあって、MOVでの映像はMPEG-4AVC/H.264、AVIでの映像はMotion JPEGです。

動画の音声は、ステレオリニアPCMです。内蔵ステレオマイクと、内蔵モノラルスピーカーがあります。インターバルのタイムプラス動画では、AVIの3840×2160の4Kの5fpsで撮影できます。組写真のフォトストーリー、静音撮影モード、ピント位置を変えてボケ具合を変えて連続撮影できるフォーカスブラケットもあります。アートフィルターは14種類あります。E-M10 Mark IIはエントリー機ですがボディ内の5軸手ブレ補正があって動画時にも使えます。補正効果は4.0段です。レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に、段数のことを書いています。RAWは、12bitロスレス圧縮です。

内臓フラッシュのガイドナンバーはISO100で5.8、ISO200で8.2です。氷点下では動作環境外で、保存時には氷点下20度までです。Wi-Fiが使えて、GPSはスマホの位置情報から取得できます。QRコードでの接続もできます。バッテリーの撮影枚数は、BLS-50でのCIPA基準で約320枚、低消費電力撮影時には約750枚です。付属品に、カメラグリップのECG-3、アイカップのEP-16があります。本体のみの重さは、約342gです。 ボディ色には、ブラックとシルバーがあります。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZが付属のレンズキットと、そのレンズキットにM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rが付属のダブルズームキットがあります。

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