FUJIFILM X-Pro3のレビューと比較

FUJIFILM X-Pro3

FUJIFILM X-Pro3は、2016年3月3日発売のX-Pro2の後継機です。

X-Pro3の一番の特徴は、モニターが変わったことです。X-Pro3の有効画素数は 約2610万画素で、センサーはAPS-CのX-Trans CMOS 4で裏面照射型です。裏面照射型CMOSは、それまでの表面照射型よりも高感度時のノイズが減少したCMOSです。以下に続きます。


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画像処理エンジンはX-Processor 4です。記録メディアは、SDカード系のデュアルスロットでUHS-Ⅱ対応です。ビデオスピードクラスV30に対応しています。ファインダーは、光学ファインダーと電子ファインダーがあります。

光学のOVFは視野率は約95%で、ファインダー倍率は約0.52倍で、アイポイントは17mmです。OVFに小型のEVFの窓を表示できるエレクトロニックレンジファインダーもあります。EVFは0.5型の有機ELの約369万ドットで、視野率は約100%です。EVFのアイポイントは接眼レンズの最後尾から約16.8mmです。

視度調整の範囲は-4から2です。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調整のことを書いています。ファインダー倍率は35mm判換算で0.66倍で、アイセンサーもあります。EVFの表示設定に残像感低減があって、200fps相当の表示ができます。

モニターの背面液晶が、2つあるのが最大の特徴です。今までのデジカメでは背面液晶があって、リアルタイムに確認して撮影できるから、フィルムとは違っていたのでした。1995年にQV-10が発売されて、デジカメがフィルムカメラを圧倒したのは、デジカメには背面液晶モニターがあったことが最大の特徴といっていいと思います。

X-Pro3には、撮影しながら確認できる背面液晶がありません。その背面液晶にある場所には、1.28型のサブモニターの設定確認ができるカラーメモリ液晶があります。液晶モニターは180度下にチルトできて、その内側に縦横比が3対2の3.0型の約162万ドットのタッチ式のモニターがあります。

X-Pro3は、本来は背面にあったモニターが内側に隠れた状態になっています。そのため、背面にモニターを置いた状態でのリアルタイム撮影ができません。X-Pro3がフィルムライクな撮影で、ファインダー重視の機種にしたい意図が明確に見えています。

サブモニターを背面に置いたのも特徴的です。通常は、設定確認用のモニターはボディの天面の上部にあります。天面にはモニターではなく、設定用のダイヤルがあります。EVFでファインダーを覗きながらでも設定の確認もできるので、背面のサブモニターで確認しなくてもファインダーで完結できます。

サブモニターは撮影前の確認などに使えますが、アクセサリー的な意味でも付いているので、実際にサブモニターを確認してみて必要なものか考えてから購入を決めたほうがいいと思います。モニターは内側にあるのでウエストレベルでの撮影では使えますが、背面に置いての撮影はできないので、やはり、ファインダー重視の撮影になります。

ファインダー撮影重視の機種になると、眼鏡を掛けても使いやすいかとかも考える必要があるので、これも実機での確認が必要です。富士フィルムとしては、今までのデジカメの大きな利点の背面モニターでの撮影をできなくすることで、フィルム時代のように1枚1枚の写真を撮る時の大切さを知ってほしいという意図でのX-Pro3だと思います。

しかし、バリアングルモニターにして背面液晶を内側にして見られなくできる機種も、実際にかなりあります。X-Pro3もバリアングル式のモニターだったら、撮影者がフィルムライクな写真を撮りたい時にはモニターを内側にして撮ることもできます。

X-Pro3では、思い切ったモニターの仕様にして銀塩の頃の写真撮影に近付けてるのは、今では撮影時のリアルタイムモニター撮影は、スマホで普通にされていることが大きいと思います。モニターのリアルタイム撮影は、カメラ専用機のデジカメの特権ではなくなった時代なので、X-Pro3はスマホとの差別化の意味もあると思います。

X-Pro3のモニターの特徴は、今までのフィルムからデジカメ、そしてスマホ写真の時代までを考えると興味深いですが、やはり、それをどう思うかは撮影者ごとに違うので、実機で見て確認したほうがいいです。その実機の確認で、内側にモニターがあってモニター面を隠しているのに、背面にまたサブモニターがあって不要だと思ったりすることもあると思います。

X-Pro3が実際に発売されたのは、フィルムカメラのチェキの人気や、今でも写ルンですが売られていることも関係していると思います。そして、そのチェキも写ルンですも、どちらも富士フィルムです。

ISO感度は、ISO160からISO12800まで設定できて、拡張感度に、 ISO80、ISO100、ISO125、ISO25600、ISO51200があります。拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。動画はMOVのMPEG-4 AVC/H.264、音声記録方式はリニアPCMのステレオで、4Kの30pで撮影できます。

測光方式は256分割測光です。露出補正の補正幅は±5段で、1/3EVステップで補正できて、動画撮影時は±2段です。シャッタースピードの上限は、メカニカルシャッターで1/8000秒、電子シャッターで1/32000秒です。電子シャッターとメカニカルシャッターの違いに、違いを書いています。

AFは、コントラストAFと位相差AFが使えるインテリジェントハイブリッドAFです。AFでの低輝度時の撮影性能は、 コントラストAFではXF35mmF1.4装着で-3.0EV、位相差AFではXF35mmF1.4装着で-6.0EVです。

フィルムシミュレーションには、クラシックネガが新たに追加されて、カラークロームエフェクトにはブルーが追加されています。端子は、USB Type-C(USB3.1 Gen1)、ø2.5mmステレオミニジャックがあります。HDMI出力はできません。ヘッドホン出力端子はありません。

フラッシュの同調速度は、 1/250秒以下です。通信性能は、 Wi-FiとBluetooth Ver. 4.2のBluetooth low energyがあります。撮影枚数は、バッテリーのNP-W126Sで、CIPA基準で、EVFで約370枚、OVFで約440枚です。本体の重さは約447gです。

動作環境の温度は、氷点下10度まで使えます。ボディの天面と底面にはチタン、ボディの内部にマグネシウム合金があります。ボディの色には、ブラック、傷に強いデュラテクトのDRブラック、DRシルバーの3色があります。ブラックモデルだけにはデュラテクトが採用されてないので、傷が付きます。

傷から保護したいのならDRで、傷も関係なく使うのならブラックです。X-Pro3にはボディ内手ブレ補正がありません。

X-Pro3とX-Pro2の違いと比較

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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