ソニー RX100 全画素超解像ズームで望遠機としても優秀

RX100の全画素超解像ズーム

前の「SONY RX100 レビュー比較 評価」の記事からの続きです。

ここでは、RX100は1インチ型センサーの高画質の恩恵も受けて、超望遠機としても使えるということを書いていきたいと思います。

RX100のことを今まで書いてきましたが、RX100を薦める大きな理由は他にもあります。RX100は、アスペクト比が3:2の時に、28mmから100mm相当の焦点距離です。望遠端が100mなので、RX100は望遠機の性格はないと思われています。RX100のズームの仕組みは、画質が劣化しない光学ズームと、画像を切り出せる範囲で画質劣化なくズームするスマートズームと、デジタルズームのように画質が劣化しない全画素超解像ズームと、画質の劣化が目立つデジタルズームの4つに分かれています。以下に続きます。


スポンサーリンク


全画素超解像ズームを使ってみれば分かりますが、通常の範囲内で見る限りは、綺麗な描写が得られます。等倍で見ると、光学ズームよりも画質が落ちているのが分かります。ソニーのRX100の公式サイトでは、「7.2倍相当(200mm)までズームアップできる“全画素超解像“ズーム」と書いてあります。ソニーがそう書いてあるので、RX100の全画素超解像ズームは、200mmまでしか使えないと思ってしまいます。ですが、その公式サイトに書いてあることは、RX100の性能を見ると不十分な記述になっています。

実際のRX100は、縦横比が3:2でSの5Mの画像サイズの時には、画質の劣化がない光学ズームとスマートズームを合わせた範囲は7.2倍まで伸びて、全画素超解像ズームは14倍まで使えます。広角端の28mmの14倍なので、392mmまでの望遠になります。5Mの静止画サイズの時の全画素超解像ズームは、およそ、400mmの望遠機になるのがRX100です。Mの10Mの静止画サイズでは、画質の劣化がないズームは5.1倍、全画素超解像ズームは10倍です。ソニーの公式サイトに書いてあるのは、Lの20Mの静止画撮影の時の光学ズームの3.6倍と、全画素超解像ズームの7.2倍です。

なぜ、ソニーは、公式サイトで20Mの時のズームしか書いていないのでしょうか。おそらく、ソニーは、RX100の2000万画素以上の画素数を強調したいために、最大記録画素数の時のズームしか、公式サイトのRX100の商品の特徴には載せていないのだと思います。画素数が少なくなるほどズームができるのは、余った画素数を使って余裕のある画像の切り取りができるからです。

今まで、高画素になると1画素当たりの受光面積が小さくなって、画質が劣化することの弊害がよく言われてきました。それは確かにその通りで、画素数を無闇に多くする必要はないと思います。ただ、高画素の大きな利点に、RX100のように通常のズームで100mmまでしかなくても、画素数に余裕があることで綺麗な描写が得られるズームの領域が拡大することがあります。

RX100のように、コンパクトで1インチの大きな撮像素子を搭載して、広角端でレンズも明るいと、望遠まで伸びたレンズを搭載するとカメラがかなり大きくなります。RX100の2000万画素以上の画素数があるので、5Mの静止画で全画素超解像ズームが400mmくらいまで伸ばせるのです。RX100のように余裕のある大きな1インチの撮像素子と最新の画像処理技術のおかげで、2000万画素以上になっても、高画質のカメラになっています。ソニーの全画素超解像ズームの綺麗な描写を見ると、高画素がいけないとばかりは言えない面もあります。

RX100での最小の画像サイズは、Sの5Mです。392mm以上の望遠の画像は、自分でトリミングする必要があります。正方画素の場合、2倍に画像を拡大すると、画素素は1/4になります。正方画素を縦に2倍、横に2倍に拡大するからです。5Mで記録された画像の392mmの望遠の画像を、2倍に拡大して784mmにすると、画素数は1/4になって125万画素になります。以前の望遠機の名機のC-2100 Ultra Zoomは、200万画素機でした。125万画素の望遠画像は、ウェブの縮小画像用では問題ないです。緻密な風景の画像ではなく、圧縮した画像の望遠なら、そんなに画素素は必要ないと思います。

RX100は、全画素超解像ズーム以降にデジタルズームがあります。デジタルズームは、RX100本体での画質の劣化を抑える全画素超解像の処理とは違って、ズームする度に画質がどんどん劣化していきます。5Mで全画素超解像の最大の392mmまで拡大しておいて、それ以降は自分で画質が劣化しないと思える範囲までトリミングしたほうがいいと思います。392mmまで望遠できれば、動物園などでも十分に使えます。それ以上に望遠するのなら、1.5倍の拡大に抑えて588mmの望遠にすると、画素素は220万画素くらい余ります。5Mの392mmの望遠を588mmまで望遠しても220万画素くらい余るのは、RX100の高画素の恩恵です。

このように考えていくと、改めて、高画素にもいいことがあると思いますし、RX100は200万画素なら600mmくらいの超望遠機にもなります。RX100は1インチの素子がいいので、画像を拡大しても良質な画像になっています。全画素超解像ズームをして構図を決めて撮影しておくと、後からトリミングする時にも、うまくトリミングできます。Sony DSC-RX100M3のレビューと比較に、後継機のRX100M3の記事を書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


スポンサーリンク


関連記事