ソニー α57 AF追従連写とテレコン連続連写 秒間 連写速度はD4並

ソニー α57 AF追従連写とテレコン連続連写 秒間 連写速度はD4並

前の07の「ソニー α57は背面液晶で眼鏡利用者に最適な一眼」の記事からの続きです。

ソニーのα57のすごいところは、1秒間の連写性能です。α57は光学ファインダーがなく、ライブビューAFの合焦も早いので、コンデジからα57を使い始めた人たちも多いと思います。コンデジの連写に慣れていると、α57の連写性能の高さには驚くのではないでしょうか。

コンデジでは60連写の10連写以上を謳っているものもありますが、それらは全て、AFを1コマ目で固定した連写です。これは最初の1枚の画像をシングルAFのまま続けて連写しているので、惰性連写とでも言ったほうが正しい性格のものです。

α57と同時期での現行のレンズ一体型でAFのピントを維持して連写し続ける機種に、FZ200があります。FZ200は約5.5コマ/秒のAF追従連写で、FZ200のAFはサクサクと動くので、レンズ一体型機の中ではFZ200の連写性能が最高クラスです。

α57はそのレンズ一体型の最高クラスのFZ200の2倍くらいの連写性能があります。10コマ/秒のAF追従連写があるので、コンデジレベルでは考えられないどころか、一眼の中でも最高レベルの連写速度です。ニコンの最上位機のD4が11コマ/秒なのを考えると、α57の連写のすごさが分かります。ただし、α57がすごいのは秒間の連写速度で、D4はニコンの最上位機だけあって連続撮影枚数ではα99に比べてもかなりのコマ数が撮れます。

画像を1.4倍に拡大するテレコン連続連写では、連写が1秒間で12コマもできますが、絞りがF3.5で制限が出て、記録画素数もMサイズの約840万画素までになります。このテレコン連写もAF追従なので、制限はあっても、12コマも連写できるのです。

連写性能を考える時に、ただ単に連写が何十連写とか書いてある場合には、それはAF追従ではなく、1コマ目で被写体のピントを固定しての連写のような惰性連写をしているのです。被写体にしっかりピントを合わせて連写するAF追従連写と1コマ固定のシングルAF連写は、同じ連写と呼んでも、撮影表現に大きく違いが出ます。

α57は電子ビューファインダーやライブビュー重視などのコンデジタイプのデジタル一眼であっても、性能は当然にコンデジを遥かに凌いでいるので、気楽に撮影できて、しかも一眼画質が欲しい人にα57は最適です。次の09のα57 ISO感度の3200上限とマルチショットノイズリダクションの記事に続きます。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。

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