K-30 7つの露出で上位機に匹敵

ペンタックス K-30 7つの露出モードで上位機に匹敵

前の03の「K-30の1/6000秒の高速シャッタースピードはクラス以上」の記事からの続きです。

ペンタックスのデジタル一眼レフの特徴は、K-30も含めて、ISO感度をレンズの絞り値とシャッタースピードと同等に見ていることです。フィルムの一眼レフでは、絞り値とシャッタースピードが露出の2大パラメーターと言われていました。これが、デジタル時代になって、ISO感度が撮影の1コマごとに変えられるようになって、絞り値とシャッタースピードとISO感度が露出の3大パラメーターになりました。

この2大露出から3大露出に変わったのはとても大きな変化だったのですが、最初にこの露出の変化を一眼レフに組み込んだのが、ペンタックスでした。2006年のペンタックスのK10Dで、ISO感度優先のSvモードと、シャッター速度&絞り優先モードのTAvモードを採用しました。2大露出から3大露出になったのはデジカメ時代の必然だったので、本来はペンタックス形式の露出モードが正しい一眼レフの姿だと思います。

SvモードはISOオート設定ができないので、正確には、ISO固定優先の自動露出機能で、TAvモードは、フィルム時代の露出の2大パラメーターをあえて封印するというフィルム時代の常識からは考えられない露出モードになっています。

K-30にはPのプログラム自動露出、Svの感度優先自動露出、Tvのシャッター優先自動露出、Avの絞り優先自動露出、TAvのシャッター&絞り優先自動露出、Mのマニュアル露出、Bのバルブ露出の7つの露出モードがあります。ISO感度を1大パラーメーターに格上げしたことで、露出モードが増えました。

露出モードの数が増えると、どの露出モードで撮ろうかという撮影意欲をかき立てる魅力ある一眼レフになります。K-30は一眼レフとして価格帯は安価でも、ペンタックスほどISO感度の露出に着目していない上位機の中では、撮影意欲をかき立てるという意味では、K-30は上位機にも匹敵する機種だと思います。

K-30の2ダイヤルの前後の電子ダイヤルは、その撮影意欲をかき立てる露出モードをさらに便利に使えるようにするものです。前後ダイヤルはK-30の同価格帯の一眼レフにはなく、1つの電子ダイヤルのみなので、前後の電子ダイヤルもK-30の強みになっています。K-30より価格帯が高いニコンのD5200を見ても、後の電子ダイヤルしかありません。

次の05の「ペンタックス K-30 18-135WRキットのレビュー」の記事に続きます。TAvモードの最適な撮影状況と新露出のISO感度に、TAvのことを書いています。ペンタックス K-50のレビューと比較に、K-50のことを書いています。

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