ライカM10-P Typ 3656 レビューと比較

ライカM10-P Typ 3656

ライカのM10-P Typ 3656は、35mmフルサイズのCMOSで2400万画素です。画素ピッチは、画素ピッチの計算方法とセンサー別の数値の意味に書いています。

記録メディアはSDカード系で、連写性能は約5枚/秒で、30枚ほどの連続撮影ができます。モニターは3.0型の約100万ドットのタッチパネル式で、水平の確認ができる電子水準器が使えるようになっています。

ISO感度は、ISO100からISO50000まで設定できます。M10-P Typ 3656は一眼レフのファインダーとは違って、レンジファインダーです。一眼レフはレンズのそのままでファインダーを見ることができますが、レンジファインダーはレンズによって見えかたが違ってきます。

M10-P Typ 3656のファインダーは、レンズの焦点距離によってファインダーの中のブライトフレームの大きさが変わって、望遠レンズになるほどブライトフレームが小さくなって見にくくなります。

M10-P Typ 3656のファインダーは望遠ではピント面が合わせにくくなるので、望遠撮影をよくするなら一眼レフやミラーレス一眼のほうがファインダーがかなり見やすいです。

ピントとは 点でなく面で合う実像面に、ピント面のことを書いています。逆に、広角から標準撮影なら、M10-P Typ 3656のレンジファインダーでも使いやすいです。

M10-P Typ 3656はMFしかなくて、AFもないです。一眼に比べてファインダーが見にくいだけでなく、AFもないのに加えて、M10-P Typ 3656は非常に高価です。通常なら一眼を買うところをレンジファインダーの高価な機種を買うだけの価値が、M10-P Typ 3656にあるかどうかが考えるところです。

MFであらかじめ距離を合わせて撮ることが苦痛に感じるなら、M10-P Typ 3656は向きません。M10-P Typ 3656は、最近のAFも高性能の一眼に比べれば、撮りにくいけれど、一枚一枚の撮影の重みが違ってきます。

M10-P Typ 3656には、ボディの正面の上部にライカの赤いロゴがありません。Leicaの文字が筆記体になったロゴの刻印が、トップカバーの上部にあるのが特徴的です。M10-P Typ 3656はシャッター音が、かなり静かに撮れます。

シャッタースピードの上限は1/4000秒です。ファインダーの倍率は0.73倍です。ボディ内手ブレ補もないです。レンジファインダーないので一眼よりもピンボケしやすい上に、手ブレもしやすいです。

Wi-Fiはあります。M10-P Typ 3656本体の重さは、バッテリー込みで約675gです。M10-P Typ 3656は28mmから50mmくらいの焦点距離が使いやすく、日常的に最もよく使う焦点距離が一番使いやすいようになっています。近距離の撮影は不得意です。

M10-P Typ 3656を購入する時、ファインダーに違和感がないか、望遠撮影はあまり必要としないか、マクロ撮影が不得意でもいいかを考えて、これらのマイナス面を補って余りあるライカのレンジファインダー機に魅力を感じるかどうかです。

スナップ撮影に向いていて、一眼のようにAFで被写体をしっかりと捕捉した撮影ができないので、直感的な撮影に向いている機種です。

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