カシオ EXILIM EX-ZR800 5つのズームの仕組み

EEXILIM EX-ZR800 5つのズームの仕組み

前の02のカシオ EXILIM EX-ZR800 ミニレビュー 全焦点マクロの記事からの続きです。

EX-ZR800のズームの種類は、5つあります。通常のズームと言う時の物理的なズームの光学ズーム、画像を切り出すクロップによってズームするHDズーム、デジタルズームほどは画像が劣化しないシングル超解像ズーム、シングル超解像ズームに高速連写の画像合成を加えてさらにデジタルズーム時の画質劣化を抑えるマルチ超解像ズームのプレミアムズーム、それに画質の劣化が目立つデジタルズームです。この中で画質が劣化しないのは光学ズームとHDズームです。画質の劣化を避けるのならHDズームまでしか使わないようにするといいです。ただし、HDズームは画像の切り取りのクロップ機能なので、最大記録画素数の時には余った画像がないので使えません。結局、最大記録画素数の時も含めて画質の劣化なくズームできるのは光学ズームだけになります。

シングル超解像ズームはソニーで言う全画素超解像ズームで、カシオのデジタル技術でデジタル補間をしてデジタルズーム時にも画像が荒くならない処理をしています。マルチ超解像のプレミアムズームがカシオ機の特徴で連写の画像合成をしてズーム時の粗をさらに取り除いているので、ソニーの全画素超解像ズームよりは技術的にはさらにデジタルズーム時の画質の劣化が目立たないことになります。プレミアムズームでも等倍で見ると光学ズームよりはかなり画質が落ちますが、ウェブで縮小して使うのなら、ほとんど画質の劣化は分かりません。

デジタルズームはズームをする度に画質がどんどん劣化して背面液晶で確認できるくらいに画像の粗が目立つので、デジタルズームは使わないことをお薦めします。デジタルズームが必要なほどのズームであれば、撮影画像を自分で画質の劣化が納得できるまでフリーソフトでトリミングしたほうが、まだ綺麗な画像になります。EX-ZR800のHDズームは500万画素でも32.4倍のズームができるので、810mmまでズームできます。500万画素の記録画素で十分なら、画質劣化のないHDズームを使うことをお薦めします。

次の04のEX-ZR800 5軸手ブレ補正 タイムラプス動画の記事に続きます。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

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