カシオ EXILIM EX-ZR850 レビュー 比較と評価

CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR850

カシオのHIGH SPEED EXILIM EX-ZR850は、2013年8月23日に発売されたEXILIM EX-ZR800の後継機です。総画素数は1679万画素で、センサーは裏面照射型の1/2.3型です。裏面照射型は、高感度時のノイズ処理が改善したセンサーです。レンズの焦点距離は約25mmから450mm相当で、実質の焦点距離は4.5mmから81.0mmです。レンズの明るさの開放F値は、広角端でF3.5、望遠端でF5.9です。

EXILIM EX-ZR850は、プレミアムズームを使えば、900mm相当までズームできます。プレミアムズームは、デジタルズームよりも画質の劣化を抑えたデジタル処理のズームです。マクロ撮影は、レンズ先端から被写体に広角端で約4cmまで寄れます。露出補正の補正幅は±2段で、エントリーコンデジ並みの補正幅です。

EXILIM EX-ZR850のシャッタースピードの上限は1/2000秒で、プレミアムオートPROでは1/4000秒も可能です。ISO感度はISO80からISO3200までで、HSナイトショットの連写合成ではISO25600相当まで設定できます。RAWでの撮影もできます。内臓メモリーは49.9MBあります。記録メディアはSDカードです。

EXILIM EX-ZR850の連写は、AF追従で5コマ/秒までできます。オート機専用ではないので、シャッタースピード優先や絞り優先、マニュアル露出もできます。フルHD動画のフレームレートが30fpsで撮れます。時間間隔を空けて撮影できるタイムラプス動画も撮れて、タイムラプス動画よりも、もっと長く撮影できるインターバル撮影もできます。

EXILIM EX-ZR850では、1000fpsハイスピードムービーでスローモーション動画も撮れます。動画撮影中も、静止画の連写で撮影もできます。液晶モニターは、3.0型の約92万ドットです。アートショットの宙玉(そらたま)は、宙に浮かんだ玉の中に印象的な写真が撮れるカシオだけのアートショット機能です。この宙玉を使うには、カシオの機種を使うしかないです。

EXILIM EX-ZR850は光学式の手ブレ補正では2段分の補正効果で、光学式手ブレ補正と連写合成の併用で5段分の補正効果があります。5軸対応の HS手ブレ補正もあります。起動時間は約1.3秒、AF時間は約0.17秒、レリーズ・タイムラグは約0.015秒、撮影間隔は約0.25秒です。トリプルショットは、シャッターを押す前後の3枚の撮影ができます。

EXILIM EX-ZR850には、12段階の効果から選んで美肌に撮れるメイクアップモードもあります。広角端に固定で、ピントをずらした連写で手前から奥までピントを合わせる全焦点マクロ機能もあります。固定焦点で半押しのハーフシャッターで撮影できるスナップ撮影モード、連写して15mmと19mm相当で撮れるワイドショット機能もあります。

EXILIM EX-ZR850には背景ぼかし機能もあって、液晶モニターの一部に表示されるミニレビュー表示で、再生画像の確認もできます。Wi-Fi機能もあるので、スマホからのリモート撮影もできます。バッテリーのNP-130Aで、CIPA基準でエコモード時に約555枚の撮影枚数で、コンデジの中では最もバッテリーが持つ機種の代表がEXILIM EX-ZR850です。マイクロUSB端子があるので、パソコンから充電できます。電池とメモリーカードを除いて、約185グラムです。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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