キヤノン PowerShot SX730 HS レビュー 比較と評価

PowerShot SX730HS

キヤノンのPowerShot SX730 HSは、2016年3月3日に発売されたSX720 HSの後継機です。

SX730 HSの有効画素数は約2030万画素で、センサーは1/2.3型の裏面照射型CMOSです。裏面照射型は、それまでの表面照射型よりも高感度時のノイズが減少している撮像素子です。画像処理エンジンはDIGIC 6です。以下に続きます。


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レンズの焦点距離は24mmから960mm相当で、実質の焦点距離は4.3mmから172.0mmです。レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF3.3で、望遠端でF6.9です。960mm相当までズームできても望遠端がF6.9なので、かなり暗くなっていますが、SX730 HSはコンパクト機なので仕方ないです。

それでも、レンズのボケ量の簡単な計算にある計算で、望遠端の実質で172mmのレンズに開放絞りのF6.9なら約25なので、35mmフルサイズでも使う35mmF1.8レンズよりは背景をボカすこともできます。

ただし、望遠端の960mmの目一杯付近まで伸ばさないと背景が大きくはボケないので、被写体からかなりの距離が必要なので、ポートレートでは実用的ではないです。動物園に行って望遠端で開放絞りで撮ると、その動物を浮き上がらせて背景をボカすことはできます。

レンズのボケのことは、ボケの4要素 ボケの大きさとボケの質のコントロールに書いています。SX730 HSは安価でコンパクトな超望遠機なのに、レンズに低分散で低屈折のUDレンズが3枚も使われています。マクロ性能は、レンズの先端から被写体まで、広角端で1cmまで寄れます。

最短撮影距離時の撮影範囲は、4対3で、広角端で33mm×25mm、望遠端で119mm×89mmです。できるだけ画質の劣化を防ぐデジタルズームのプログレッシブファインズームでは、1920mm相当までズームできます。

デジタルテレコンで、約2.0倍が使えます。デジタルテレコンとはに書いています。手ブレ補正の補正効果は、静止画ISで、350mm相当時にCIPA基準で3段です。動画には、5軸手ブレ補正があります。

ファインダーはありません。モニターは3.0型の約92.2万ドットで、上に180度に動かして自分撮りができるチルト式です。ISO感度は、ISO80からISO3200までです。SX730 HSと同時期の機種で、ISO3200までしか高感度がないのは、低エントリー機のISO感度性能です。

裏面照射型であっても、1/2.3型センサーなので、高感度域に伸びていません。撮影時の露出制御は、Mのマニュアル、Avのレンズの絞り優先、Tvのシャッタースピード優先があるので、SX730 HSは安価であっても、マニュアル撮影がしっかりできる機種になっています。

SX730 HSなら、オート機にはできない、滝の流れを表現した撮影などもできます。シャッタースピードの上限は1/3200秒です。記録メディアはSDカード系です。連写は、約5.9枚/秒です。露出補正の補正幅は±2段で、1/3段ステップで補正できます。

±1段しか補正できない機種はないので、±2段は最エントリー機の補正幅です。動画は1920×1080で60fpで撮影できます。動画のファイル形式はMP4、動画の映像はMPEG-4 AVC/H.264、動画の音声はMPEG-4 AAC-LCのステレオです。動画中に光学ズームが使えます。

ステレオのスピーカーがあります。シーンモードに美肌効果があって、3段階で設定できます。10倍まで被写体を拡大できる拡大再生機能もあって、ピント面の輪郭を色で強調できるMFピーキングの機能もあります。ピントとは 点でなく面で合う実像面に、ピント面のことを書いています。

自動水平補正もできます。内臓フラッシュもあります。Wi-Fi、近距離無線通信のNFCもあります。Bluetooth low energyで簡単にWi-Fi接続できるようになったので、スマホのリモート撮影もより簡単にできるようになっています。

氷点下は動作環境外です。バッテリーの撮影枚数は、NB-13Lで、CIPA基準で約250枚です。エコモードなら、約355枚です。USB充電もできます。SX730 HSの本体のみの重さは、約276gです。ボディの色には、シルバーとブラックがあります。

PowerShot SX730 HSは、スマホでは撮影できない場面での大きな助けとなる機種で、さらに改良されて、自分撮りが簡単にできるようにもなった改善されたコンパクトな超望遠機になっています。

SX730 HSとSX720 HSの違いSX730 HSとSX430 ISの違いを書いています。

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