G5 XとG3 Xの違いと比較

G5XとG3X

キヤノンのPowerShot G5 Xと、PowerShot G3 Xの主な違いと比較を書いています。総画素数はどちらも同じ約2090万画素で、画像処理エンジンも同じ、撮像素子も1型の裏面照射型CMOSで同じです。裏面照射型は、従来の表面照射型よりも高感度時のノイズが減少したセンサーです。G5 XとG3 Xが大きく違うのは、レンズの焦点距離です。G5 Xは24mmから100mm相当のレンズで、実質の焦点距離は8.8mmから36.8mmです。

G3 Xは、24mmから600mm相当のレンズで、実質の焦点距離は8.8mmから220mmです。レンズの明るさも違います。G5 Xのレンズが最も明るい開放F値は広角端でF1.8で望遠端でF2.8、G3 Xの開放F値は広角端でF2.8で望遠端でF5.6です。広角端の24mm相当は、G5 XとG3 Xのどちらも同じです。G3 Xは220mm相当までの焦点距離があるのに、G5 Xと同じ24mm相当で画角が広く撮影できる長所があります。G5 Xの24mmから100mm相当は、特によく使う焦点距離です。

100mm相当までの焦点距離をよく使うのならG5 Xで、G5 XはF1.8からF2.8のレンズの明るさがG3 Xより勝っています。G3 Xは600mm相当まで使えても望遠端の開放F値はF5.6で、24mm相当でもF2.8です。ISO感度はどちらの機種もISO125からISO12800まで使えるのは同じで、高感度ノイズのレベルも同等です。G5 Xのほうが開放F値が明るいので、G3 Xと同じ状況でも、G5 Xのほうがシャッタースピードが稼げます。暗い場面での撮影をよくするのなら、G5 Xを使ったほうがいいと思います。

G5 Xの本体のみの重さは約353gで、G3 Xの本体のみの重さは約690gです。G3 XはG5 Xより、約2倍も重さがあります。G5 XはG3 Xより気軽に持ち歩けて、シャッタースピードが稼げて、暗所もG3 Xより得意なので、手軽なスナップ撮影などはG5 Xのほうが向いています。G5 Xの最短撮影距離時の撮影範囲は3対2の広角端で94mm×63mm、望遠端で150mm×100mmで、G3 Xは3対2の広角端で109mm×72mm、望遠端で89mm×59mmです。

G5 XにはNDフィルターで適正露出になるオートNDフィルター機能があります。G5 Xには0.39型のEVFがあって、約236万ドットでアイセンサーもあります。G3 XにはEVFがなく、モニターのみです。このファインダーがあるかないかも、大きな違いで、ファインダーなら晴天時でも被写体をしっかり見ることができます。G5 Xの液晶モニターは3.0型の約104万ドットで、バリアングル式で裏返しにできます。G5 Xのモニターは、G3 Xにはない自分撮り専用のモニターモードもあります。

G3 Xの液晶モニターは3.2型の約162万ドットで、チルト式で、上に180度、下に45度に動かせます。G5 Xにはファインダーもあってバリアングル式なので、G3 Xより撮影のしやすさがあります。G5 Xは動画撮影で、1/8秒が使えます。G5 XのMF拡大機能は10倍まで使えますが、G3 Xは4倍までしか使えません。G5 Xのほうが精緻なピント面合わせがしやすくなっています。G3 Xは、防塵と防滴に配慮したボディーになっています。

G5 XのバッテリーはNB-13Lで、G3 XのバッテリーはNB-10Lです。G5 Xのバッテリーの持ちは、CIPA基準で、ファインダーで約215枚、モニターで約210枚、エコモードで約320枚です。動画の撮影可能時間は、キヤノンの測定基準で約40分です。G5 XはUSB充電に対応していますが、G3 Xは未対応です。G3 Xのバッテリーの持ちは、CIPA基準で、モニターで約300枚、エコモードで約410枚です。動画の撮影可能時間は、キヤノンの測定基準で約1時間5分です。

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