Canon PowerShot SX620 HS レビュー 比較と評価

PowerShot SX620 HS

キヤノンのPowerShot SX620 HSは、2015年2月19日に発売したSX610 HSの後継機です。SX620 HSの有効画素数は約2020万画素で、センサーは1/2.3型の裏面照射型CMOSです。裏面照射型は、それまでの表面照射型よりも高感度時のノイズが減少したセンサーです。

画像処理エンジンは、旧型のDIGIC4+です。レンズの焦点距離は25mmから625mm相当で、実質の焦点距離は4.5mmから112.5mmです。レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF3.2、望遠端でF6.6です。マクロ性能は、レンズの先端から被写体まで1cmまで寄れます。

最短撮影距離時の撮影範囲は、広角端で28mm×21mm、望遠端で69mm×52mmです。約300万画素の記録画素数で、できるだけ画質の劣化が少ないデジタル処理のプログレッシブファインズームでは、2500mm相当までズームできます。デジタルテレコンでは、約1.6倍と約2倍が使えます。

デジタルテレコンとはに、デジタルテレコンのことを書いています。光学式手ブレ補正の補正効果は、静止画の350mm相当時に、CIPA基準で2.5段です。レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に、段数のことを書いています。液晶モニターは、3.0型の約92.2万ドットです。

ISO感度は、ISO80からISO3200まで使えます。同時期のコンデジの中では、ISO3200までしか使えなないのは、SX620 HSは高感度撮影に向いていない機種です。SX620 HSはオート撮影機なので、シャッター優先もレンズの絞り優先もないので、マニュアル撮影もできません。

シャッタースピードの上限は1/2000秒で、15秒まで使えます。記録メディアは、SDカード系です。連写は、約7.1枚/秒でできます。露出補正の補正幅は±2段で、1/3段で補正できます。±2段の補正幅は、エントリーコンデジの中でも最も補正幅が狭いです。

動画は、フルHDの1920×1080の30fpsで、約30Mbpsのビットレートで撮れます。動画撮影中の光学ズームができます。動画のファイルはMP4、動画の映像はMPEG-4 AVC/H.264、動画の音声はMPEG-4 AAC-LCのモノラルです。SX620 HSには、クリエイティブショットがあります。

クリエイティブショットは、構図と色・光をカメラ側が自動設定して6種類の写真を撮影する機能です。クリエイティブショットを使うと、何気ない被写体も今までとは違った印象的な写真が撮れます。写真は目の前にある被写体をそのまま撮るだけではなく、被写体の違った魅力を出せるのも写真の魅力です。

クリエイティブショットを使えば、その写真の魅力が広がります、静止画と動画を一緒に記録できるプラスムービーオートも使えます。内臓フラッシュがあります。Wi-Fiがあるので、スマホでのリモート撮影ができます。近距離無線通信のNFCがあります。

スマホのGPS機能を使って、写真に位置情報を付加できます。HDMIマイクロコネクターがあります。バッテリーのNB-13Lで、CIPA基準のエコモードで約405枚の撮影枚数です。PowerShot SX620 HSの本体のみの重さは、約158gです。

SX620 HSは薄型コンパクトであるのに広角から超望遠まで使えるだけでなく、エコモードでのバッテリーの持ちがいいのも特徴です。SX620 HSのボディの色には、ブラック、ホワイト、レッドの3色があります。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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