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魅惑的なデジカメたち

カシオのQV-10の発売から、デジタルカメラの認知度が急速に高まっていきました。1995年にQV-10が発売されてから、20年が経とうとしています。

今の私たちのデジカメ(デジカメは三洋電機株式会社の登録商標でした)環境は、1995年当時と比べて、どのように移り変わってきているのでしょうか。

日常生活に溶け込んだデジカメ

今の私たちにとって、デジカメは日常の生活に溶け込んだものになっています。デジカメがよく見られる場所は全国各地の観光地だけではなく、飲食店で料理を撮影する光景なども見られるようになりました。

携帯電話やスマートフォンにもデジカメ機能が付いたことで、デジタル写真の普及度はさらに飛躍的に高まりました。私たちの日常的な光景の中に見られるデジタル写真は、私たちの生活のありかたを変えるものまでになりました。

銀塩カメラの最盛期以上の普及度

デジカメWatchの「デジカメ市場は銀塩カメラ最盛期の2倍に」によると、1990年が銀塩カメラの最盛期で、国内の販売台数は536万台でした。2007年度の通年での国内のデジタルスチルカメラの販売台数は、初めて1000万台を突破しました。

「2007年下半期のデジタル一眼レフカメラ購入者のうち、6割が一眼レフカメラからの買い換えだったという」と書いてあり、2007年当時のデジタル一眼レフ市場の賑わいが分かります。

ミラーレス交換式の人気

その後の傾向としては、ミラーレスのレンズ交換式機の市場の高まりがあります。ASCII.jpの「2013年には600万台規模まで縮小すると言われるコンデジ市場」によると、レンズ交換式機の市場は成長していますが、ミラーレスカメラが特に急成長しています。

一方で、コンパクトデジカメ市場は縮小し、将来的には国内で450万台規模になるのではないかとも言われています。これは、特に、スマートフォンの影響です。2007年のコンパクトデジカメ市場の990万台の国内の販売台数からすると、半分以下に縮小する可能性もあります。

その後のデジカメ市場

カメラ映像機器工業会(CIPA)のデジタルカメラ統計のページに、2013年の年計(1~12月累計)の統計があります。それを見ると、2013年のデジタルスチルカメラの総出荷額は約1兆1685億円で、2012年より約20%の減少です。2013年のデジタルスチルカメラの総出荷台数は約6280万台で、前年比の64.0%なので、2012年の総出荷台数より36%も減少しています。

総出荷台数が36%も減少しているのに総出荷額が20%の減少で済んでいるのは、デジタルスチルカメラの台数減少は安価なレンズ一体型の減少が響いているからです。2013年の総出荷台数は2005年と同程度になっているので、今後のデジカメ市場は単価が高いレンズ交換式と交換レンズで市場を牽引することになります。

CIPAの交換レンズ統計ページの2013年の年計(1~12月累計)を見ると、交換レンズの総出荷額は5000億円を超えて、2012年比で105.3%と増えています。デジタルスチルカメラの市場は、レンズ一体型のエントリー機がスマートフォンに市場を取られて、レンズ交換式の機種はレンズ一体型ほどは落ちてなく、特に交換レンズの売り上げで利益を確保する方向に行くことになります。

デジカメ市場の未来

スマートフォンがあれば、デジカメはいらないのでしょうか。スマートフォンが普及した今、コンパクトデジカメはいらないのでしょうか。やはり、デジタル一眼レフカメラがいいのでしょうか。

デジカメが日常的に普及した今、一眼レフのレフレックス(反射装置)がないミラーレスのレンズ交換式機の人気の高まりや、今までのフィルムの規格とは違う斬新なデジカメが数多く出てきています。デジカメは、今度どういう変化を遂げていくのでしょうか。

その変化の方向性を位置付けることはできませんが、ただ一つ言えることは、デジカメには人を惹きつけて止まない魅力があるということです。


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