RX100M7はYouTuberに最適か?

RX100M7

DSC-RX100M7は、2018年6月22日発売のRX100M6の上位機です。

RX100M6からRX100M7になってあまり変わっていないとか、RX100M6で十分という声もありますが、RX100M7になってから動画撮影に最適なコンパクト機とやっと言えるようになりました。RX100M6まで、センサーも一型なので一般的なビデオカメラよりセンサーが大きくて画質がよく、コンパクトで使いやすかったのですが、音質に問題がありました。

RX100シリーズは内蔵マイクでも音がよかったのですが、それでも限界がありました。RX100シリーズのユーザーも、このコンパクト機だからマイク端子がないのは仕方ないとして諦めているところもありました。それが、RX100M7になってから、マイク端子がやっと搭載されました。RX100M7で最も変わったのは、このマイク端子です。

マイク端子がなくても、内臓マイクの音がいいので、YouTuberにもRX100M6が使われてきました。マイク端子がRX100M7に搭載されたことで、YouTubeに使いたい時にも最適なコンパクト機になっています。ソニーもRX100M7の公式にもVloggerのことを考えたマイク端子のことを書いています。

マイク端子があることで、ピンマイクを使って音質がはっきり聞き取れて、歩きながらの自撮りも手軽にできるようになっています。動画は縦位置でも再生できるようになっています。4K動画は、XAVC Sで画素加算のない全画素読み出しの本体内記録ができます。S-Log3もあります。

動画の手ブレ補正では、4K動画撮影時にもアクティブモードが使えます。リアルタイム瞳AFがあって、静止画では人物と動物にも使えます。人物は動画でも使えます。モニターが180度自分に向けた自撮りもできるので、アクティブモードで歩きながらの手ブレ補正に、リアルタイム瞳AFに、マイク端子でピンマイクをつけて、別売のシューティンググリップも使ってモニターを自分に向けて撮ると、コンパクトなのに、ビデオカメラより高画質な動画撮影ができます。

ビデオカメラで、 1/2.3型や1/5.8型の非常に小さいセンサー機を使うと、少し暗くなるとノイズが気になるし、静止画の写真となると、RX100シリーズよりかなり落ちた写真しか撮れません。ビデオカメラで画質が悪くても動画撮影機はビデオカメラだと思って使ってきた人たちにも、RX100M7は1型センサーで動画も静止画も画質が一般的なビデオカメラより優れて、マイク端子も付いて、24mmから200mm相当までの望遠もできるので、ビデオカメラから変える機種にもなると思います。

GoProを使っているYouTuberもいますが、防水機能をのぞいて、純粋に画質だけならRX100M7のほうがセンサーも1.0型で大きくマイク端子もあるので、タフネス性能を除いた通常の動画の使い方では、RX100M7のほうがGoProより優れています。

RX100M7の別売のシューティンググリップは録画とズーム操作もできて、三脚として使うこともできます。モニターでタッチしたものを追いかけるタッチトラッキングも便利に使えます。ただし、NDフィルターは内蔵していません。有効画素数は2010万画素で、撮像素子はメモリー一体の1.0型積層型CMOS、画像処理エンジンはBIONZ Xです。

開放F値は広角端でF2.8、望遠端でF4.5です。モニターは3インチの92.1万ドットのタッチパネル式で、上に約180度、下に約90度に動かせます。ファインダーは235万ドットのポップアップ式で、引き出す手間もなく使えます。SDカード系と、メモリースティック系のカードが使えます。

シャッタースピードの上限は、電子シャッターで1/32000秒です。電子シャッターとメカニカルシャッターの違いに、違いを書いています。ローリングシャッター現象を抑えたアンチディストーションシャッターの機能もあります。アンチディストーションシャッターとは何かに、その機能を書いています。

ISO感度はISO100からISO12800まで使えて、拡張感度に、ISO64、ISO80、ISO25600があります。拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。AF性能は像面位相差AFと、コントラストAFの両方が使えるファストハイブリッドAFです。コントラストAFと位相差AFと像面位相差AFの違いに、AF性能のことを書いています。像面位相差AFは357点、コントラストAFは425点あります。

連写性能はAFとAE追従で約20コマ/秒で、ブラックアウトがない連写ができます。サイレント撮影もできます。通信機能はWi-Fi、Bluetooth、NFCがあります。バッテリーのNP-BX1での撮影枚数は、モニターで約260枚、ファインダーで約240枚です。バッテリーの持ちが悪いのが問題ですが、モバイルバッテリーからUSB給電もできます。RX100M7の本体の重さは、275gです。

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