RICOH WG-70 レビューと比較

RICOH WG-70

RICOH WG-70は、2018年11月16日に発売されたRICOH WG-60の後継機です。

RICOH WG-70の特徴は、レンズ周囲の6灯のLEDでのスーパーマクロ撮影ができるデジタル顕微鏡モードが、12Mでも記録できるようになったことです。2Mでは6.6倍までズームできますが、12Mでは光学ズームで1.8倍までです。

水深14mで2時間までの防水性、氷点下10度の耐寒性、1.6mの耐衝撃性、100kgfまでの耐荷重のタフネスモデルで、魚拓フィルターが使えるようになっています。魚拓のようになる画像加工の機能で、白黒のハイコントラストになります。

国土交通省写真管理基準(案)平成30年3月に適合したCALSモード時の記録サイズに対応しています。有効画素数は約1600万画素で、1/2.3型の裏面照射型CMOSです。裏面照射型は、それまでの表面照射型よりも高感度時のノイズが減少しています。

レンズの焦点距離は約28mmから140mm相当で、レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF3.5、望遠端でF5.5です。140mm相当までの望遠までしかないのに、28mm相当の時にもF3.5です。レンズが最も明るいのがF3.5と暗いので、光量が少し不足している場面ではシャッタースピードが稼げないので、ISO感度を上げるかフラッシュを使う必要があります。

マクロ性能は、ズームの中間で、レンズの先端から被写体まで1cmまで寄れます。モニターは2.7型で、約23万ドットです。RICOH WG-70の発売日よりも5年以上前のエントリーコンデジでも、3.0型で90万画素くらいありました。RICOH WG-70はモニターの性能がよくないです。

屋外でモニターが見やすくなるアウトドアモニターがあって、撮影状況によってプラス側に2段階、マイナス側に2段階に設定できます。ISO感度は、ISO125からISO6400までです。ISO6400までしか設定できないのもエントリーコンデジ並です。

露出補正の補正幅は、±2EVです。±2段までしか補正できないのは、エントリーコンデジの中でも最も補正幅が狭いです。シャッタースピードの上限は、1/4000秒です。手ブレ補正は電子式で、静止画には高感度でのブレ軽減機能があります。

RICOH WG-70には、ボディ内の光学式の手ブレ補正はありません。静止画でも動画でも使えるマーメードモードでは、青被りも抑えて水中で綺麗に撮影できる機能です。動画は、フルHDで30fpsです。

画像仕上げにクロスプロセスがあって、フィルムに似た風合いの写真にできます。撮影枚数は、CIPA基準で、約300枚です。RICOH WG-70の本体の重さは、約173gです。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

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