LUMIX DC-S1Hのレビューと比較

LUMIX DC-S1H

LUMIX DC-S1Hは、パナソニックは、シネマミラーレスと言っています。デジタル一眼でも、静止画よりも動画のほうに重点を置いた本格的な動画用の一眼になっています。これは、静止画と動画の違いが曖昧になってきたことのあらわれでもあります。

動画の性能が上がっていくほど、動画の中から静止画を切り出せばいいという声も出てきます。写真はスマホで十分という層がある程度いるように、写真は動画の切り出しで十分という人たちもある程度いて、動画の画質が上がっていくと、ますます動画からの静止画切り取りが使われて行きます。

シネマミラーレスと言っているように、LUMIX DC-S1Hはプロのシネマカメラの分野のことを知らないと、分からないことが多いです。写真撮影を主にしてデジタル一眼を使っているのなら、LUMIX DC-S1Hまでの動画機能は不要と思えるほどの動画性能が、LUMIX DC-S1Hにはあります。

プロ用のシネマカメラのVARICAM(バリカム)と同水準の性能もあります。写真撮影を主にしてきたならVARICAMは聞いたことがなくても、不思議ではありません。LUMIX DC-S1Hは35mmフルサイズのCMOSで、総画素数は2528万画素です。

画素ピッチの計算方法とセンサー別の数値の意味に書いていますが、LUMIX DC-S1Hは35mmフルサイズにしては画素数が少ないので、余裕がある画素ピッチになっています。ISO感度は、ISO100からISO51200まであって、拡張感度にISO50、ISO102400、ISO204800があります。拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。

LUMIX DC-S1Hにはローパスフィルターがあるので、モアレを抑えることができます。記録メディアはSDカード系のダブルスロットで、XQDカードは使えません。ファインダーは、アスペクト比が4:3の0.5型の約576万ドットで、倍率は約0.78倍、アイポイントは約21mmです。

視度調整の範囲は-4.0から+2.0です。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調整のことを書いています。アイセンサーがあります。モニターはアスペクト比が3:2の3.2型の約233万ドットで、タッチパネル式です。LUMIX DC-S1Hは、このモニターにも特徴があります。

モニターはバリアングル式ですが、通常のバリアングルモニターではないです。チルト式の3軸方向に動くようになっています。通常のバリアングルモニターでは、HDMIケーブルを挿したらモニターと干渉していました。LUMIX DC-S1Hでは、ボディの左側面にあるHDMIケーブル端子にケーブルを挿しても、チルト式のモニターで干渉しないようにできています。

ボディ内手ブレ補正は、5軸6段の補正効果があります。LUMIX DC-S1HにあるデュアルネイティブISOテクノロジーは、低ISO感度と高ISO感度で、別の回路を使ってノイズを軽減する仕組みです。測光方式は1728分割測光あります。AF方式は、コントラストAFです。AFの検出輝度範囲は、ISO100のF1.4でEV-6から20です。

ダイナミックレンジは、VARICAMと同等の14+ストップV-Log/V-Gamutに対応しています。3:2の6K/24pでも撮影できます。動画はMOVとMP4ででH.264/MPEG-4 AVC、H.265/HEVC、AVCHDもあります。音声はMOVでLPCM、MP4でAAC(2ch)、AVCHDでDolby Audio(2ch)です。

LUMIX DC-S1Hには放熱ファンがあるので、動画撮影の記録時間の無制限撮影ができます。タリーランプもあるので、写真撮影用の一眼よりも、シネマミラーレスの動画に重点を置いていることが分かります。ボディはマグネシウム合金です。防塵防滴に対応で、マイナス10度の耐低温度設計のボディです。ボディの重さは、約1,052gです。

DC-S1とDC-S1Rのレビュー

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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