P900とP610の違いと比較

P900とP610

P900P610の主な違いと比較を書いています。最も大きな違いは、焦点距離です。P610は24mmから1440mm相当ですが、P900は24mmから2000mm相当です。P900とP610には、560mm相当もの焦点距離の違いがあります。560mmもの焦点距離があれば、それだけで一台の超望遠機ができあがるほどの焦点距離です。

P610の1440mm相当以上の焦点距離が必要であれば、それだけでP900にするしかありません。P610の1440mm相当の焦点距離でも、十分に超望遠機として、被写体を捕捉することができます。主に撮る被写体が何かによって、どちらにするかも決まってきます。野鳥撮影なら、P610の1440mm相当でも撮れます。

特に違いが出てくるのは、天体撮影です。天体撮影をして、迫力ある惑星を撮りたいのなら、P610よりもP900です。この焦点距離の違い以外にも、大きな違いがテレマクロ性能です。P610のテレマクロに書いていますが、P610はP900よりもテレマクロ性能に優れています。P610は1440mm相当の時に、レンズの先端から被写体まで約2.0mまで寄れます。

P610は1/2.3型のセンサーなので、望遠端の実質の焦点距離は258mmになります。1440mm相当で実質の焦点距離が258mmの時に、約2.0mまで寄れて、望遠端の開放F値はF6.5です。ここまでのテレマクロ性能があるので、P900がP610に敵わない性能です。P900はは2000mm相当までの望遠端で、レンズの先端から被写体まで約5.0mも離れて寄らないといけません。

テレマクロで、昆虫に気付かれないように自然に撮りたいなどの撮影がしたいのなら、P610のほうが向いています。P900とP610は広角端が24mm相当なのは同じですが、P610は広角端の開放F値がF3.3ですが、P900はF2.8です。P900のほうが560mm相当も焦点距離が長いのに、広角端のレンズが明るいのです。

P900とP610の大きな違いに、サイズと重さがあります。P610はSDカードとバッテリーが込みで約565gですが、P900はSDカードとバッテリーが込みで約899gです。約334gの違いがありますが、この重さはコンデジ一台分はある重さです。P900に比べれば、P610は気軽に持ち歩ける軽さがあります。

P900は67mm径のフィルターが使えますが、P610は52mm径のフィルターの使用はメーカーは想定していないので、無理をして使うことになります。P900はフィルターを使って、クローズアップレンズでテレマクロの距離は短くできますが、その時にはP610のように気軽にAFで撮れません。リモコンのML-L3はP900では使えますが、P610では使えません。

P610はP900よりも軽量で、P600よりAFが高速化して、1440mmまでの焦点距離があるので、気軽に持ち歩ける超望遠帰としてまとまったレベルになっています。P900はP610よりも気軽に持ち歩けなくても、2000mmまで使えることが最大の魅力になっています。

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