オリンパス STYLUS SH-60 レビュー 比較と評価

STYLUS SH-60

OLYMPUS STYLUS SH-60は、2013年2月に発売されたOLYMPUS STYLUS SH-50の後継機です。STYLUS SH-60は1/2.3型の裏面照射型のCMOSです。ソニー製の裏面照射型のCMOSは内閣総理大臣発明賞も受賞して評価が高いもので、STYLUS SH-60もソニー製の裏面照射型CMOSだと思います。STYLUS SH-60は25mmから600mm相当のレンズですが、広角端の開放F値がF3.0です。1/2.3型の撮像素子の超望遠機は広角端の開放F値が暗いので、STYLUS SH-60はF3.0と明るいのが強みになっています。F3.0ならF2.8とほとんど変わらないシャッタースピードが稼げます。その広角端の開放F値の明るさとは逆に、望遠端の開放F値はF6.9になっています。広角端と望遠端のどちらの開放F値が明るいほうがいいのかは、撮影スタイルによって違ってきます。広角端の25mmのF3.0は、特に室内撮影などでも使えます。

STYLUS SH-60と前機種のSTYLUS SH-50の違いは、STYLUS SH-60にフォトスタイル機能が搭載されたことです。オリンパスのフォトスタイル機能は、組写真が撮れる機能のことです。STYLUS SH-60はSTYLUS SH-50ではできなかった組写真が手軽に撮れるので、写真を組み合わせて印象的な写真を手軽に撮りたいのならSTYLUS SH-60になります。STYLUS SH-60はスーパーマクロでは、レンズ先端から被写体まで3cmまで寄れて撮影できます。STYLUS SH-60でも超解像ズームで48倍までズームできますが、できるだけデジタルズームの劣化を抑えたズームが超解像ズームです。超解像ズームは等倍で見ると画質が劣化しているのが分かりますが、縮小して見るのなら使える機能です。

STYLUS SH-60はRAW記録には非対応で、測光方式はデジタルESP測光とスポット測光の2つで、中央重点測光がありません。中央重点測光を使う撮影が多いのなら、STYLUS SH-60は使えないことになります。STYLUS SH-60のホワイトバランスには、オート、晴天、曇天、電球、蛍光灯、ワンタッチがありますが、日陰などのホワイトバランスがありません。STYLUS SH-60のボディ背面はボタンを省略してかなりすっきりしていて、スマホのカメラみたいにシンプルになっています。STYLUS SH-60の3.0型のタッチパネルに対応の液晶モニターは46万ドットで、露出補正が±2.0なのはエントリーコンデジ並です。STYLUS SH-60の大きな長所は、マニュアルモードがあることです。STYLUS SH-60はフルオート機ではなくレンズの絞りもシャッタースピードも変更できるので、ここがエントリーコンデジとは一番大きな違いです。

STYLUS SH-60はフルHD動画も撮れますが、ハイスピードムービーも撮れます。ハイスピードムービーは120コマ/秒、240コマ/秒での超高速の動画撮影ができて、スローモーション動画ができます。STYLUS SH-60のハイスピードムービーの撮影時間は、20秒までの制限があります。STYLUS SH-60はUHS-Iに対応していて、Eye-FiカードとFlashAirカードが使えます。STYLUS SH-60の3軸の手ブレ補正はミラーレス一眼のOM-Dと同じ方式で、動画撮影時には5軸の手ブレ補正でビデオカメラに匹敵する性能を謳っていますが、動画撮影機能の強化は他の機種でもそうです。キヤノンのSX280も、動画撮影時の手ブレ補正を強化したモデルです。STYLUS SH-60はCIPA基準で約310枚のバッテリーの撮影枚数なので、エントリーコンデジよりはバッテリーが持ちます。

STYLUS SH-60は25mmから600mm相当の焦点距離のレンズを搭載しても、電池とカードを含めた重要が269グラムと軽いです。STYLUS SH-60の色は、ホワイト、シルバー、ブラックの3色があります。オリンパス STYLUS SH-60のテレマクロに、テレマクロのことを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

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