ニコン P7800とP7700の違いと比較

ニコン P7800とP7700

ニコン COOLPIX P7800のレビューと比較の記事からの続きです。

P7700の後継機のニコンのCOOLPIX P7800は、EVFが搭載されたのが最も大きな違いです。P7700は前機種のP7100にあった光学ファインダーが廃止されて、ファインダーがなくなりました。晴天時に液晶モニターだけでは見にくいので、P7800のEVFがあると晴天時でもしっかりとした構図で撮影できます。P7800は0.2型液晶で約92万ドットなので、パナソニックのLF1のEVFより高性能です。LF1は0.2型で約20.2万ドット相当しかないので、P7800のEVFのほうが見やすいです。P7800は2013年モデルですが、その前年の2012年モデルのパナソニックのFZ200のEVFは0.2型で約131.2万ドット相当で見やすかったので、P7800もこれくらいのドット数ならよかったです。

そのP7800のEVFの視度調整の範囲が、-3~+1です。LF1は、-4~から+4ディオプターの範囲で視度調整ができます(ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整)。EVFは視度調整の範囲が広いのが当たり前になっているので、P7800は、EVFのみなのに視度調整の範囲が狭いのが気になるところです。光学ファインダーとEVFのハイブリッドファインダーの富士フィルムのX100Sは視度調整の範囲が狭いですが、それは光学ファインダーと一緒になっているからです。EVFで視度調整の範囲が広いから眼鏡利用者も裸眼で使えると思っている場合には、P7800は視度調整の範囲が狭いので、実際にP7800のEVFで確かめておいたほうがいいです。

P7800の液晶モニターは、P7700より見やすく改善されました。RGBドットの三色構成のモニターに、ホワイトの画素を加えて液晶モニターを明るく見やすくしています。屋外での晴天時でもP7800のモニターのHi設定で、さらに明るく高輝度にできて、晴天時の液晶モニター撮影がP7700よりも向上しています。P7800はP7700よりEVF搭載と液晶モニター搭載で、撮影の大元となるファインダー面がかなり向上した機種になっています。

P7800はワイヤレスモバイルアダプター WU-1aに対応したので、スマホとWi-Fi接続で使えてスマホでP7800の操作ができます。ワイヤレスリモートコントローラー WR-R10 / WR-T10にも対応したので、P7800ではそれを使ってリモコン撮影ができるようになりました。GPSユニット GP-1Aも、P7800で使えます。P7700から省かれた機能もあります。P7700には、ボディ上面の左側にクイックメニューダイヤルがありました。P7800でEVFが搭載されてP7700のクイックメニューダイヤルの位置と重なるため、クイックメニューダイヤルが省かれました。クイックメニューダイヤルには、QUALの画質、ISOのISO感度、WBのホワイトバランス、BKTのブラケッティング、Myのマイメニュー、ピクチャーコントロールがありました。特に、P7700のクイックメニューダイヤルのISO感度設定は便利に使えました。

P7700P7800のバッテリーは、同じEN-EL14です。P7700はCIPA規格で約330枚でしたが、P7800で約350枚になって、撮影枚数が20枚増えました。G16とニコン P7800の違いも、書いています。

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