ニコン COOLPIX P7700 開放F値のシャッタースピードの制限

P7700の開放F値のシャッタースピードの制限

前の02の「P7700のレンズとノイズとダイナミックレンジ」の記事からの続きです。

レンズの明るさと高感度耐性でシャッタースピードが稼げるようになったCOOLPIX P7700では、手ブレの心配がなくなったのはその通りです。ただ、手ブレは、レンズシフト方式手ブレ補正のVRがP7700にあって、約4段分ものブレ補正ができるので、P7700はもともと手ブレに強い機種です。シャッタースピードが稼げるようになったことの大きな利点は、被写体ブレに強くなったことがあります。

手ブレするほどの遅いシャッタースピードでは、被写体ブレして、動く被写体を写し止めることができません。COOLPIX P7700のシャッタースピードのことで、注意することがあります。ニコンのP7700は最速1/4000秒のシャッタースピードですが、レンズの開放側のF値ではそのシャッタースピードは使えません。

広角側でF4.5からF8、望遠側でF7.1からF8のレンズの絞り値の範囲内で、1/4000秒のシャッタースピードが使えます。P7700のレンズの開放側で1/4000秒のシャッタースピードを使おうとしても、設定ができません。これは、レンズ一体型のコンデジの場合には、レンズシャッターを搭載しているために、シャッター速度の最速値に制限があるため、高速シャッタースピードが使えないからです。

P7700以外にも、レンズ一体型ではレンズの開放側でそのカメラの最速シャッタースピードが使えませんので、P7700だけが特別ではありません。P7700では、広角側の開放F値のF2の時と、望遠側の開放F値のF4の時の最速シャッタースピードが1/2000秒です。共に、1/4000秒から1段遅いシャッタースピードですが、レンズ一体型のレンズシャッター機では、このような最速値の制限があります。

次の04の「COOLPIX P7700 1/4000秒で動く被写体を撮影」の記事に続きます。ニコン P7800とP7700の違いに、後継機のP7800との違いを書いています。

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