ニコン COOLPIX B700 レビュー 比較と評価

COOLPIX B700

ニコンのCOOLPIX B700は、2015年2月26日に発売されたCOOLPIX P610の後継機です。B700の有効画素数は2029万画素で、1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーです。裏面照射型は、それまでの表面照射型よりも高感度時のノイズが減少しています。レンズの焦点距離は24mmから1440mm相当で、実質の焦点距離は4.3mmから258mmです。レンズの最も明るい開放F値は、広角端でF3.3、望遠端でF6.5です。マクロ性能は、レンズ面から被写体まで、広角側で約1cmまで寄れます。フィルター径は52mmです。

できるだけ画質の劣化が少ないダイナミックファインズームを使えば、約2880mm相当までズームできます。手ブレ補正は、静止画ではレンズシフト式で、動画ではレンズシフト式と電子式の併用です。補正効果は、静止画でのCIPA基準で、約350mm相当時に約5段です。レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に、段数のことを書いています。EVFは0.2型で、約92万ドットです。視度調節の範囲は-3から+1で、アイセンサーがあります。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調製のことを書いています。

B700は、EVFなのに一眼レフ並の視度調整の範囲しかないのが欠点です。視力が合うかどうかを実際に確認したほうがいいです。

モニターはバリアングルの3型の約92万ドットで、RGB色に加えてWのホワイト画素もあります。ISO感度はISO100からISO3200です、高感度がISO3200までしかないのは、B700と同時期の機種を見ると、B700は高感度撮影に向いていない機種です。シャッタースピードは、1/4000秒から25秒まで設定できます。1/4000秒まで使えるといっても、B700はレンズシャッター機なので、F3.3の開放F値では1/4000秒は使えません。1/4000秒は、広角側でF7.6までレンズ値を絞ると使えます。

レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いとはに、そのシャッタースピードの制限のことを書いています。記録メディアは、SDカード系です。連写性能は、秒間コマ数が約5コマ/秒、連続撮影枚数は約5枚です。記録画素数が640×480に固定すると、約120コマ/秒で60枚まで連写できます。露出補正の補正幅は±2段で、1/3段刻みで補正できます。B700は性能からも価格帯からもエントリーコンデジではないですが、±2段の補正幅はエントリーコンデジ並みです。

動画性能は3840×2160の30pで撮影できて、最長で約7分間の記録ができます。動画のファイル形式はMP4、動画の映像はH.264/MPEG-4 AVC、動画の音声はAACステレオです。動画撮影中での静止画の切り出しもできます。タイムラプス動画も撮れます。起動時のズーム位置を設定できて、24mm、28mm、35mm、50mm、85mm、105mm、135mmから選択できます。設定した焦点距離にズームできるズームメモリーの機能もあります。

24mm、28mm、35mm、50mm、85mm、105mm、135mm、200mm、300mm、400mm、500mm、600mm、800mm、1000mm、1200mm、1440mmの焦点距離に設定したズームメモリーが使えます。モニターでのマニュアルフォーカス時に、白色でピント面を強調するピーキング機能も使えます。設定が変更できるコマンドダイヤルが、ボディの後ろにあります。AFエリアの選択もできます。B700はRAW記録もできます。

内臓フラッシュもあります。Wi-Fiも使えて、Bluetooth low energyでの常時接続を使ったSnapBridgeに対応しているので、スマホに接続して使えます。氷点下は動作環境外です。バッテリーのEN-EL23で、CIPA基準で、約420枚の撮影枚数です。実動画撮影時間は約1時間30分です。マイクロUSB充電ができます。COOLPIX B700の本体の重さは、バッテリーと記録メディア込みで約570gです。COOLPIX B700は1440mm相当までの光学ズームが使えるのに、ボディの重さが600g以下になっています。

B700とB500の違いFZ85とB700の違いに、違いを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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