ライカM (Typ262)とライカM (Typ240)の違いと比較

Typ262とTyp240

ライカM (Typ262)ライカM(Typ 240)の主な違いと比較を書いています。ライカM (Typ262)とライカM (Typ240)の大きな違いは、動画機能です。Typ240では動画撮影ができましたが、Typ262には動画機能はありません。Typ240の動画ファイルはMOVで、Motion JPEGで記録できます。

Typ240では液晶モニターでのライブビューができましたが、Typ262ではできなくなっています。Typ262にもモニターはあるので、撮影画像の確認はできます。この動画とライブビュー機能が削除されたことで、Typ262はTyp240をダウングレードした下位機種であると見ることもできます。

その逆で、Typ262はTyp240をよりレンジファインダーカメラとしての魅力を引き出した機種であると見ることもできます。デジカメは静止画が主体であるはずが、動画も重視されるようになっています。デジカメはデジタルスチルカメラなので、写真撮影のためにできたものです。その大元の写真を重視すると、Typ262から動画を削除したのはデジカメ本来の姿です。

それに、Typ262はライブビューもなく、EVFの端子もないので、EVFを取り付けることもできません。Typ262は、レンジファインダーカメラとして、写真を重視して、EVFではなく、ブライトフレームファインダーでの撮影を楽しむ機種です。ライカのレンジファインダー機に思い入れがあるほど、Typ262での撮影は楽しくなります。

Typ262には静音のシャッターチャージがあるので、動作音がTyp240より静かになっています。色空間はTyp262はsRGBのみで、AdobeR RGBはありませんが、Typ240にはAdobeR RGBもあります。Typ240にあった内臓マイクも、Typ262ではなくなっています。Typ240ではマルチファンクションハンドグリップ M用の端子があるので、GPSが使えます。

Typ262には、そのマルチファンクションハンドグリップの端子がないので、GPSが使えません。レンジファインダー機としての魅力を考えれば、Typ262が動画機能の削除やライブビューが使えないことはその魅力にプラスにはなっても、色空間や、内蔵マイクやGPSがないところに、Typ240よりダウングレートした機種であるところが見えます。

Typ240のトップカバーは真鍮ですが、Typ262はアルミニウムになっています。Typ262の本体のみの重さはバッテリー込みで約600gで、Typ240は約686gです。Typ262は、レンジファインダー機としての機能をTyp240より集約して、Typ240より気軽に持ち歩いて撮影できる機種になっています。

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