Quattroセンサーは何が変わったのか

Quattroセンサーで変わったこと

シグマのFoveonセンサーの新世代であるQuattroセンサーは、旧世代のFoveonセンサーとどう違うのかを書いています。シグマの山木和人社長がCP+で言っていたことも参考にして書いています。旧世代のFoveonセンサーは、RGBを1:1:1の3層で取り込んでいます。その後のQuattroセンサーでは、RGBで1:1:4の3層になっています。以下に続きます。


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Quattroセンサーが1:1:1にならなかったのは、ファイルサイズを抑えるためです。Foveonセンサーが、ベイヤー(CFA:カラーフィルターアレイ)センサーのような偽色がないのは1:1:1で取り込んで色ズレが起きないからでした。ベイヤー配列では、RGBを1:2:1で取り込んで1層しかない水平フィルターで、隣の色からデジタル補間までしているので偽色が出ていました。

しかし、Quattroセンサーも1:1:1ではなく、1:1:4になっているので、ベイヤーセンサーのような偽色が出るかというと出ないのです。そして、Quattroセンサーも今までのFoveonセンサーのように解像性能が高いです。それは、Quattroセンサーは1:1:4から4:4:4の情報が取れるからです。

ここがQuattroセンサーの紛らわしいところですが、Quattroセンサーは一番上のトップレイヤーの青は解像情報と青色の情報の2つの情報があって、ミドルレイヤーの緑は緑の色、ボトムレイヤーの赤は赤の色の情報があります。Quattroセンサーの3層はBGRの順番になっていて、RGBで1:1:4なので、実際の順番に直すと4:1:1になります。

つまり、トップレイヤーの青の情報が最も多いわけです。しかし、これが実際に4:4:4になるということは、ミドルレイヤーの緑とボトムレイヤーの赤が増幅したのでしょうか。実際にQuattroセンサーで起こっていることは、ミドルの緑とボトムの赤をロスレス圧縮しておいて、画像処理エンジンで解凍していると理解したら分かりやすいです。

だから、実際には4:4:4になって、今までのFoveonセンサーのような高解像度が得られます。ベイヤー配列は、1層の色のばらつきでデジタル補間もしているので、被写体での解像力にばらつきがありますが、それが一定なのがFoveonセンサーです。この特徴はQuattroセンサーでも同じなのは、最終的に4:4:4になるからです。

Foveonセンサーの1:1:1は、Quattroセンサーの4:4:4に引き継がれて、色ズレによる偽色がおきません。Quattroセンサーで質感表現が特によくなっているので、一般のベイヤーセンサー機が何かぼやけていると思ったことがあるなら、Quattroセンサーの機種を使ってみるといいです。

しかし、こんなややこしく紛らわしいQuattroセンサーにしないといけなかったのは、画素数が増えすぎると処理能力に問題が出るからで、もっと処理能力が向上したらロスレス圧縮のようなことはせずに、元の1:1:1になるのではないでしょうか。そう考えると、Quattroセンサーはシグマの過渡期のセンサーですが、QuattroセンサーはFoveonセンサーの高画質の特徴を持っているので、そこは安心していいと思います。

Foveonセンサーとベイヤー配列フィルターの違いに、ここに書いていない違いを書いています。

シグマのレンズとカメラ 日本のものづくりの強みと魅力も書いています。

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