キヤノン PowerShot G15 スマホとの差別化の高級路線

PowerShot G15の高級路線

前の「キヤノン PowerShot G15 レンズ一体型の理想型」の記事からの続きです。

CanonのPowerShot G15を見て、1/1.7型の今の完成形が出てきたと思いました。G15は、Gシリーズで11代目です。Gシリーズの初期の強みのレンズの明るさに加えて、初期の弱点であった画質を大幅に向上させています。G1はパープルフリンジが酷かったですし、初期のGシリーズには高感度設定がなかったので、高感度に弱いというより以前に高感度撮影自体ができませんでした。以下に続きます。


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GシリーズはG6までF値が明るいズームレンズでしたが、G6は感度が400までしかありませんでした。G7になって感度が1600が上限になりましたが、G7は35mmから210mmのズームレンズになって、F値はF2.8からF4.8になってしまいました。G15の140mmの望遠端の開放F値がF2.8なので、G7の広角端の開放F値とG15の望遠端の開放F値が同じです。G7から、Gシリーズは一気に暗いレンズになりました。G7から感度を1600に対応したので、F値の暗さは感度で補う機種になったのでしょうか。

この初期の頃のズームレンズの明るさは、Gシリーズだけではありませんでした。オリンパスにC-5050 ZOOMがありましたが、35mmから105mmでF1.8からF2.6の明るいズームレンズでした。そのオリンパスも、C-5060になってからレンズが暗くなりました。そういうズームレンズが明るい時期と暗くなった時期があって、今はズームレンズが明るくなった時期に当たります。

そして、このズームレンズが明るい時期は、今後ずっと続くと思います。以前のように、一時期だけ明るいズームレンズが流行るものにならない理由があるからです。今のカメラ事情を考えれば、明るいズームレンズは流行りではなく、必須の条件になっています。ここでも、スマートフォンの影響です。

スマホのカメラ機能の向上で、その差別化のために、レンズ一体型の高級コンパクトにはレンズの明るさが必須の条件になっています。他の高級コンパクトが軒並み明るいレンズを搭載してスマホのカメラと差別化している中で、G15は28mmから140mmのズームレンズでありながら、F1.8からF2.8という非常に明るいレンズを搭載しています。それに、G15は前ダイヤルにステップズームを割り当てることもできます。高級コンパクトの中でも、G15のレンズの明るさは特に顕著で、Gシリーズがますます高級路線に行くことの決意の表れになっています。次のG15 ステップズームのレンズのF値の記事に続きます。

キヤノン PowerShot G15のテレマクロの背景ボケにも、G15のことを書いています。キヤノン PowerShot G16のレビューと比較に、後継機のG16のことを書いています。コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。関連記事は下にあります。


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