キヤノン SX160IS デジタルテレコン

SX160IS デジタルテレコン

前の01の「キヤノン PowerShot SX160ISのレビュー」の記事からの続きです。

SX160ISは、キヤノン機の特徴であるデジタルテレコンも、もちろん使えます。SX160ISのデジタルテレコンバーターは、レンズの焦点距離を1.6倍、2.0倍に拡大できます。デジタルテレコンはシャッタースピードが稼げるので、ぜひ、使いたい機能のうちの一つです。

SX160ISは28mmから448mm相当なので、デジタルテレコンの1.6倍なら44.8mmから716.8mm、2.0倍なら56.0mmから896.0mmになります。デジタルテレコンの特徴は、最小倍率が望遠側に移動することです。これはF値が望遠側に移動することを意味するので、広角端の開放F値のままズームできることになります。

デジタルテレコンが特に役に立つのは、ISO感度を上げたくないけどズームしたいという時です。具体的には、店内での料理撮影などです。SX160ISの広角端の開放F値はF3.5なので、そのF値のままでズームするにはデジタルテレコンを使います。

特に料理撮影では、SX160ISの広角端の28mmの焦点距離でマクロ撮影でレンズを近づけると、レンズが湯気で曇ったりします。デジタルテレコンは、それも防げます。2.0倍のデジタルテレコンなら広角端が56.0mmに拡大します。SX160ISの広角端が、56.0mmのF3.5で使えます。

料理から焦点距離が56.0mmの離れた距離で撮ると料理の湯気からも距離を取れて、しかも、F3.5で撮れます。デジタルテレコンは特に接写の料理撮影で使えるので、実際に使ってみてください。接写にデジタルテレコンを使うと、さらに近づいたマクロ撮影ができるのも利点です。広角端の1cmmマクロのままで56.0mmの望遠で近づけるので、被写体に相当に寄れます。

デジタルテレコンは、余った画素数を切り取って画像を拡大しています。そのため、撮影時に記録画素数を少なくして撮ることができます。トリミングをする場合には、最大画素数で撮っておいて、後で自分でトリミングをしないといけません。その手間も省くことができます。

デジタルテレコンのいいところは、撮影時にしっかりと被写体を確認して撮れるところです。後でトリミングすると、拡大してみるとぼやけていたとか、そのような意図しなかった写真になるのを防ぐことができます。

次の03の「キヤノン SX160IS 4つのズームの仕組み」の記事に続きます。

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