RX100M3とRX100M2の違いと比較

DSC-RX100M3(RX100 III)とDSC-RX100M2(RX100 II)

ソニーのサイバーショットDSC-RX100M3(RX100 III)と、DSC-RX100M2(RX100 II)の違いと比較について書いています。後継機のRX100M3は前機種のRX100M2より、さらに機能の改善と追加がされています。前機種のRX100M2のレンズは28mmから100mm相当で、実質の焦点距離は10.4mmから37.1mmで、レンズの明るさの開放F値は広角端でF1.8で望遠端でF4.9でした。

後継機のRX100M3になって、レンズは24mmから70mm相当で、実質の焦点距離は8.8mmから25.7mmで、開放F値は広角端でF1.8で望遠端でF2.8です。RX100M3は、このレンズだけでもRX100M2よりも魅力的な機種になっています。RX100M3は、広角側が28mmから24mmになっています。広角と望遠の大きな違いは、望遠には代替的な機能があっても、広角には代替的な機能がないことです。

望遠側の不足は撮影した後でもトリミングで対応できて、クロップできる機種もあります。広角側の不足は、物理的に画角が存在しないで被写体が写りこんでいないので、望遠側の不足のように補う機能がありません。RX100M3は広角側に4mm伸びて24mmになっているので、24mmの画角の機種がいいのなら、RX100M2よりRX100M3しかありません。

RX100M3には、シャッタースピードを1/8秒まで遅くできるNDフィルターを内臓しています。RX100M3は70mm相当の望遠端で、レンズの先端から被写体に約30cmまで寄れますが、RX100Mは100mm相当で約55cmまでしか寄れません。RX100M3は1インチ型で、70mm相当でF2.8で約30cmまで寄れるので、背景もぼかせます。

RX100M3は動画時の全画素超解像ズームができますが、RX100M2ではできません。RX100M3は液晶がチルト式の可動で上に180度傾けて自分撮りもできますが、RX100M2は上方向に約84度でRX100M3のように自分撮りはできません。RX100M3には0.39型で144万ドットで、ファインダー倍率は35mm判換算で約0.59倍のEVFがありますが、RX100M2にはEVFはありません。

EVFがあると晴天時でもしっかり確認して撮影できます。EVF機がいいのなら、RX100M2よりRX100M3を選択するしかないです。RX100M3では静止画のISO感度にISO125がありますが、RX100M2はISO160からしか使えません。RX100M3の動画撮影時のISO感度はISO125からISO12800までですが、RX100M2の動画ではISO160からISO3200までしか使えません。

RX100M3にはホワイトバランス微調整機能がありますが、RX100M2にはありません。RX100M3では、クリエイティブスタイルが増えています。RX100M3には4K/HDフォーマットのXAVCを民生用にしたXAVC Sがありますが、RX100M2にはありません。RX100M3とRX100M2ではバッテリーは同じですが、RX100M2ではCIPA基準で約350枚の撮影枚数でしたが、RX100M3では約320枚で30枚少なくなっています。

RX100M3は本体のみで約263グラムで、RX100M2は本体のみで約254グラムでした。RX100M3はRX100M2よりボディの厚みが約2.7mm増しています。RX100M3がRX100M2より劣っているのはバッテリーの撮影枚数と、わずかに厚みが増したことくらいでです。ここに書いていないRX100M3のことは、 Sony DSC-RX100M3のレビューと比較の記事に、もっと詳しく書いています。RX100M3のテレマクロに、テレマクロのことを書いています。

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