写真は被写体に撮らされる

写真は被写体に撮らされる

写真は主体的に撮ろうとしても、写真には撮影者が思ってもいないものが写る偶然性があります。ここが絵画との違いです。画家は自分が描こうと思ったことを描いていますが、写真はそうならないことが多いです。以下に続きます。


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特に、スナップ撮影ではそうです。この場面が気に入ったからさっとカメラを手にして撮ることを続けて、あとでその写真を見てみると、自分が写したと思っていた以外のものが多く写っているのです。

写真撮影は不意をつかれるつかみどころがないもので、撮っている主体であるのに被写体に撮らされている感覚になります。

スナップ撮影で、ノーファインダーに、モニターも使わないで撮ると、写真家の主体的な写真というより、その場の雰囲気全体を撮ったような写真になります。

特に、高画素で、解像度が高いレンズ交換式を使って等倍で見ると、こんなものが写っていたのかということばかりです。デジタル写真になって、さらに高画素になって、等倍はボタン1つでできるようになったので、ますます、主体的に写真を撮る行為が難しくなっています。

スナップ以外にも、風景撮影でも、自分が思ってもないものが写っているし、花のマクロ撮影などもそうです。高画素機での花のマクロ撮影を等倍にすると、顕微鏡のような世界が広がります。

自分で主体的に撮る写真撮影と言えるのは、スタジオで背景もきちんと整理されたポートレート撮影などでしょうか。

ますます高画素機が出てきて、35mm判相当以上のセンサーも出てくるので、画素数がさらに上がっていきます。等倍で見る時にさらにはっきり見えるようになるのは、間違いありません。

そうなると、写真撮影が、自分が撮ったと思ってもいない被写体を発見することにもつながっていきます。

主体的に写真を撮ることが、自分が狙った被写体だけを撮ることを意味するのならば、その主体的写真撮影は、ますます実行するのが難しくなっていきます。

主体的に写真を撮るのではなく、被写体に任せて写真撮影を行う気持ちで撮ってみると、印象的な写真も撮れます。

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