実効感度の違いで同じISO感度でもシャッタースピードが違う

実効感度の違いとISO感度のシャッタースピード

前の11の適正な露出補正は撮影者が決める 露出アンダー オーバーも表現の記事からの続きです。

ISO感度とは国際規格でしっかりと規定されている感度指数で露出の時に頼りになるかと言えば、実際には、かなりいい加減な指数がISO感度です。ISO感度は同じカメラの露出では露出の土台になるものですが、違うカメラと比較するとISO感度の指数がかなりいい加減なのです。このISO感度の傾向は、デジカメの黎明期から今になるまで同じです。ISO感度、シャッタースピード、レンズの絞り、測光方式を同じで比較しても、違うカメラなら1段の2倍くらいもシャッタースピードが違うこともあります。以下に続きます。


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これは銀塩時代のフィルムのベルビア50でもあった実際の感度である実効感度の問題です。その実効感度の問題は、フィルム時代よりも、デジカメのほうがさらに露出の幅が広がって問題になっています。デジカメでは、露出の傾向が各カメラごとに違うのです。フィルム時代はフィルムによって左右されていた露出が、デジカメでは各デジカメに個別のフィルムが入っているのと同じ状況なので、カメラごとの実効感度の違いで、ますます感度の統一性がなくなっています。

デジカメでは、まず、カメラでの適正露出の違い(推奨露光指数(REI))があります。カメラによって、多分割測光(マルチパターン測光、評価測光)でも露出がオーバー目になることもよくあります。露出をオーバー気味に調整して明るめの写真にして、一目見て綺麗な写真が撮れるようにしているのです。個人的には、このデジカメの露出がオーバー気味に写る傾向が多いのが気になっています。カメラ任せのオーバー気味の露出で撮ると、落ち着きのあるしっくりとした写真が撮れません。これは、特に、露出補正ができないオートモードで問題になります。そのカメラの露出の傾向がしっくりこない場合には、そのカメラの露出補正ができないオートモードは使えないことになります。

露出がオーバー気味のカメラでは、黒が画面を多く占める時に特に問題になります。黒が画面を占める時には露出補正でマイナスにしないと明るく写りすぎるのに、それに加えてカメラが露出オーバー気味で写すので、マイナス2の露出補正でも不足することがあります。コンデジではマイナス2までの露出補正しかできない機種が大半なので、マニュアル機でない場合には、後でレタッチして写真を暗めに調整するしかないです。

逆に、カメラによっては、露出がアンダー目に写ることもあります。ただ、アンダー目に写ると言っても、黒が画面を占める場合にはマイナスの露出補正をしないと明るく写るのは同じです。その露出補正の幅が小さくて済むのです。デジカメの露出の傾向として露出オーバー気味の機種は常に露出補正をしないといけないですが、露出がアンダー目の機種は露出補正の調整が少なく撮れることが多いと思っています。アンダー目に見える機種は多分割測光が優秀で、露出補正の幅が小さくて済みます。

露出の傾向はカメラごとの露出の違い(推奨露光指数(REI))と、そもそものISO感度が正確な感度指数で統一されていないので、同じISO感度、シャッタースピード、レンズの絞り、測光方式でも、カメラによってシャッタースピードがバラバラになっています。そのため、購入した機種の傾向を知るために、テスト撮影を最初にして露出の傾向も確かめることをお薦めします。それに、レンズによって光を通す量の透過率も違ってくるので、レンズ交換式の機種でレンズを変えると露出量が変わって、同じISO感度、シャッタースピード、レンズの絞り、測光方式でも、レンズの違いでシャッタースピードが変わることもあります。

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