カシオのコンデジ自撮り機こそ記録性に優れる

カシオのコンデジ

カシオのコンデジの魅力と特徴について、考えたことを書いています。レンズ一体型のコンデジを一般的に広めていった最初の契機は、カシオのQV-10です。QV-10は1995年に発売されました。カメラに液晶モニターが付いてそれで撮るのは今では当たり前ですが、それを世界で最初にしたのがカシオのQV-10でした。以下に続きます。


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そして、そのモニターで撮って、それからそのモニターで撮った画像を見る撮影から、さらに大きなモニターで見る時期とも重なっていました。それが、Windows95です。QV-10から一般的に始まったデジカメ時代と、Windonws95から始まったパソコンモニターの時代が合わさって、デジカメ時代に入っていったのでした。

カシオは頑なと言っていいほどにレンズ一体型のコンデジしか出していません。ここまでコンデジにこだわるカシオは、頑なというより、もっと矜持と言ったほうがいいかもしれません。カシオのコンデジの歴史は、コンデジの矜持の歴史で、それは、カシオこそがコンデジ普及の先達で松明を掲げてきたからです。

レンズ交換式を出そうと思えば出せるのに、それをせず、他のメーカーとは性格が違ったコンデジばかり出しているのは、写真の歴史から考えると興味深いです。今まで写真で繰り返し言われてきたのは、写真は記録か芸術かということです。

写真が芸術であると声を大にして言わないといけなかったのは、絵画などのアウラ芸術があったからです。芸術と言えば、写真の誕生以前はアウラ芸術であったのが、写真が出てきて被写体を克明に記録して複製できるようになったので、芸術性が薄れたと散々言われて、今でも言われることもあります。

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それで、写真は芸術であると声を大にして言われてきたのですが、写真はやっぱり記録性のほうが重要ではないのかと思わせてくれるのが、カシオのコンデジです。カシオのコンデジと言えば自撮りで知られていますが、この自撮りの仕方も優れています。

自撮りで優れているEX-ZR3000系のコンデジは後継機も出て続いていますが、この系列機にはフロントシャッターがあって、モニターを下にして自分に向けると右指がグリップに収まるようにできています。自撮りと言えば、モニターを180度に上に向けてするものだというカメラばかりですが、カシオの場合にはモニターを下に向けた時にも自撮りしやすいように考えられています。

モニターを下にした時には文字も反転するので通常の表示で使えます。実際にモニターを下にした自撮りのほうが、モニターを上にした自撮りよりもしやすいです。この自由な自撮りの仕方で、カシオの自撮りコンデジでは、自分の記録がさらに簡単に残せるようになります。

写真は一瞬を永遠に残せるので、今より若い時や子供時代の写真は、あとで見てみると、そこに止まった自分があらわれて、自分の写真史ができるのも、写真の記録性が優れているからです。コンデジが記録性が優れているのは、一眼よりも非常に軽くて持ち歩きやすいことです。

それなら、スマホがあると言っても、カシオのコンデジに需要があるのは、なぜなのか。EX-ZR3000系は広角から望遠までできるズームなので、望遠になるほどスマホよりも優れています。スマホでEX-ZR3000系と同じだけの望遠端のデジタルズームをすると、画質を語れるレベルではなく、荒れた画像になります。

スマホより撮像素子が大きいのに、広角から望遠まで使えて、自撮り機能に優れて、スマホよりも画質がよくて、普段から持ち歩けるサイズに抑えているところが、記録性に優れたカシオのコンデジです。

コンデジがスマホに食われたと言われている今でもコンデジしか出さないというカシオは、EX-ZR3000系を見ても、これ一台あったら大方の記録は残せるのではないのかと思わせてくれますし、改めてコンデジでの撮影もいいものだと思います。

カシオは1型センサーで高級コンパクトと言われているコンデジも出していません。それは、1型にしてコンパクト機だと望遠側が不足してきて、あとで望遠側にトリミングをすると画像が荒れてしまうし、スマホとの差別化のためにも、スマホのデジタルズームではなく、画質に優れる「光学ズーム」の望遠が必要だという判断もあると思います。

あとは、カシオのコンデジはバッテリーの持ちがいいのが特徴なので、スマホのカメラのバッテリーを気にせず使えて、スマホとモバイルバッテリー充電が共用できるのも魅力になっています。

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