4Kフォトと4K動画 静止画連写との違いと動画写真の台頭?

4K PHOTOの機能とは

4Kフォトはどういった機能であるのかを書いています。4Kフォトは今までの静止画での連写と違って、4K動画を使って連写をする機能です。4Kフォトで撮れるのは、3840×2160の約830万画素の静止画像です。

4Kフォトには、4K連写、4K連写(S/S)、4Kプリ連写、4K連写(S/S)でのループ記録ができます。それらの連写機能の特徴について、以下に書いています。


スポンサーリンク


4K連写では、シャッターボタンを押している間は30枚/秒で連写できて、静止画の連写時のような連続撮影速度の低下がなく使えるのが特徴です。4K連写は、スポーツ撮影や、飛行機の撮影などに向いています。

今までの静止画の連写では、瞬間瞬間の連写を連写機能を使って短時間で撮っていました。4K連写では、シャッターボタンを押している間は、瞬間の静止画を30枚/秒のコマ間の中での飛ばしがなく追い続けて撮ることができます。

静止画写真での連写では連写のコマ間に動いた被写体が記録できずにがっかりすることもありますが、4Kフォトなら30枚/秒の間なら撮り続けることができます。4Kフォトなら、1/1000秒以上のシャッタースピードも使えます。4Kフォトの大きな特徴は、カメラで被写体を追い続けて連写する写真家としての腕が必要ないことです。

これは、写真と動画の違いがあります。写真は瞬間映像の記録なので、瞬間瞬間を記録する腕が必要です。動画は、連続映像の記録なので、写真並の瞬間瞬間を記録する腕は必要ないです。映画のような作品作りをする動画ではなく、連写で撮れればいいという記録性を4Kフォトで行う時には、流れで撮れればいいわけです。

端的に言えば、カメラを定位置に置いて被写体が収まったらボタンを押すだけで連写できるのが、4Kフォト機能です。4Kフォトは、サイレントモードでシャッター音を消して高速連写ができます。4:3、3:2、1:1、16:9のどの縦横比でも約800万画素で撮影できます。4Kフォトの欠点としては、約830万画素しかないので、トリミング耐性がないことです。

それなのに、流れで撮るわけです。トリミングなしで撮るので、被写体に焦点距離をしっかりと合わせておかないといけません。約830万画素なので、引き伸ばしには向きません。ウェブに載せる写真なら約830万画素でもトリミングしても使えるので、4Kフォトはウェブアップロード用の連写として使えます。

静止画の連写と違うのは、カメラを振り回して撮ったりすると画像に歪みが出ることです。4Kフォトではビデオ用の三脚があったほうがいいです。三脚がなくてもISO感度を上げて手持ちで撮れる静止画の連写とは撮影手法が違ってきます。やはり、4Kフォトの撮りかたは、動画撮影の延長線上になります。さらには、4Kフォトではボディ内手ブレ補正の効果が減殺されます。

4Kフォトの4K連写以外の機能である4K連写(S/S)のS/SはStart/Stopで、シャッターボタンを一度押せば、後は、もう一度シャッターボタンを押すまで4Kフォトで撮影できる機能です。自然界の不規則な場面の撮影をする場合など、被写体を長時間撮り続ける時に使える機能です。

4Kプリ連写は、シャッターボタンを1度押した前後の約1秒間(合計で約2秒間の)の画像を記録して60枚の写真が撮れます。これで、被写体を見つけてシャッターボタンを押すまでの時間と、シャッターボタンを押してから実際に画像が記録されて撮影されるまでの時間に差が生じるレリーズタイムラグが防げます。

4K連写(S/S)にはループ記録もあります。2分毎にファイルを分割して、2分記録のファイルが5つと撮影中の2分のファイルで最大で12分が記録されて、それより古いファイルは削除されて、ループ記録になっていく機能です。4Kフォトを使った機能にはフォーカスセレクト・モードもあって、一度の撮影でピント面が違った複数の写真が撮れます。

ピント面のことは、ピントとは 点でなく面で合う実像面に書いています。

比較明合成も、4Kフォトで連写した複数の写真の中から、撮影後に1枚の写真に合成することができます。この4Kフォトができたことで、写真と動画の境界が決定的に曖昧になったということはなく、4Kフォトは約800万画素しかないので、静止画の連写とは違います。動画を静止画にすると、同時代の静止画記録の写真よりはかなり画素数が少なくなる欠点があります。

連写時のトリミング耐性がない欠点に加えて、写真の分野では風景やポートレート、静物写真などの静止画撮影の歴史的経緯もあって、静止画写真の分野は写真界の中でも大きな位置を占めています。動画写真での動画からの切り出しで写真がなくなるというのは、写真の分野で連写を使わないし連写を重視しない撮影者が大勢いることを考えていません。30枚/秒までの高速連写が絶対に必要という撮影者となると、相当に少なくなります。

静止画写真でのライティングも多様な構図なども動画写真での平坦な切り出しには向かず、ストロボ撮影もできません。動画写真での切り出しでは、瞬間を切り取った印象的な効果も使った静止画写真からは遠くなるのです。しかも、静止画写真で重なる連写写真よりは画素数がかなり少ないので、動画写真が台頭することはないと思います。

4Kフォトの動画写真を主として使うのなら、ウェブ写真に掲載する連写写真や、記録性に偏った報道写真などの連写分野でのことになると思います。

グローバルシャッターとローリングシャッターの違いとはに書いていますが、グローバルシャッターになれば240コマ/秒でその機種の最大画素数で記録できるので、4Kフォト連写の30コマ/秒は画素数も少なくなるので、連写機能としてもかなり劣ることになります。グローバルシャッターの実現で、動画連写の価値は大きく下がると思います。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


スポンサーリンク


関連記事