CANON PowerShot A3500 IS レビュー 比較と評価

PowerShot A3500IS

PowerShot A3500 ISは、型番上は、2012年3月2日に発売されたPowerShot A3400 ISの次の数字の後継機に当てはまりますが、PowerShot A3400 ISとはタッチパネルの違いなどがあります。PowerShot A3500ISは、タッチパネルに対応していません。A3500 ISの魅力は、キヤノンのエントリーコンデジの中でも特に安い機種ですが、手ブレ補正が付いていて、広角端の開放F値がF2.8と明るいことです。

A3500ISは28mmから140mm相当のレンズで、プログレッシブファインズームを約1600万画素のラージで使えば、10倍の280mm相当までズームできます。プログレッシブファインズームは光学ズームではないですが、約1600万画素で使えば、等倍で見なければ使えるズーム機能です。普通にタブレットやパソコンの画面で見る場合なら、プログレッシブファインズームは使えます。

A3500 ISの撮像素子は1/2.3型の総画素数が約1660万画素で、画像エンジンはDIGIC4です。DIGIC4は最新のDIGIC6に比べれば、二世代前の画像エンジンで旧型です。キヤノン機はエントリー機にA3500 ISのように、画像エンジンの旧型を使って価格を抑えています。A3500ISはISO100からISO1600までと、最近のコンデジにしては高感度に弱いです。

A3500 ISは裏面照射型ではなく通常の表面照射型の撮像素子で映像エンジンがDIGIC4なので、高感度撮影でノイズが目立つ機種です。ノイズが気になるなら、裏面照射型の撮像素子を搭載した機種を買ったほうがいいです。値段がA3500ISより高い機種は、裏面照射型の撮像素子を搭載しています。ローライト時にはISO6400まで確かに使えますが、かなりノイズでざらつきます。

A3500 ISは広角端でマクロが3cmまで寄れます。液晶モニターが3.0型で約23.0万ドットなので、エントリーコンデジでもドット数が少ないです。A3500 ISは望遠端での手ブレ補正効果が、2段あります(レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割)。A3500 ISは1280×720の25fpsなので、フルHD動画は撮れません。

A3500 ISではマニュアル撮影ができないオート機ですが、Wi-Fiがあるのでスマホやタブレットに写真が転送できます。A3500 ISはエコモード時で約265枚の撮影枚数が可能なバッテリーです。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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