ソニー RX100 XZ-2 MX-1 G15 テレマクロ

RX100 XZ-2 MX-1 G15のテレマクロ

前の05の「ペンタックス MX-1のテレマクロの背景ボケ」の記事からの続きです。

撮像素子が2/3型以上の機種になると、テレマクロ機能はどうなるのでしょうか。ソニーのRX100は1インチ型センサーを搭載していますが、そのRX100のテレマクロを見てみます。

RX100のレンズの焦点距離が10.4mmから37.1mmで、35mm判換算で28mmから100mm、レンズのF値はF1.8からF4.9です。こう見ると、RX100は1インチセンサーの恩恵で広角端の焦点距離は10mm以上でコンデジの中ではボケやすいですが、望遠端が37.1mmではキヤノンのG15とそんなに変わりません。

G15は140mm相当で30.5mm、RX100は100mm相当で37.1mmですから、RX100のほうがG15より40mmの広角側でも焦点距離が大きくなっているのはセンサーの大きさの恩恵があるからです。RX100は望遠端のレンズ先端から55cmまで寄れるテレマクロです。

RX100は100mm相当で焦点距離が37.1mmでF4.9の55cmですから、RX100よりもG15のほうがテレマクロとして使えます。ただ、G15のほうがRX100よりも40mmの望遠になるので、それだけ被写体から離れて撮る必要がありますが、G15の140mm相当ならそんなに離れなくてもいいです。

RX100よりも、オリンパスのXZ-2とペンタックスのMX-1のほうがテレマクロとして優れたボケを見せてくれるのは言うまでもありません。1インチセンサーの機種のRX100よりも、小さなセンサーの機種のほうがテレマクロが優れているのです。

こういうところを見ても、ただ、センサーが大きければいいわけでないことが分かります。次の07の「プレミアムコンパクトのテレマクロとコンデジ写真」の記事に続きます。

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