ソニー NEX-5T レビュー 比較と評価

NEX-5T

ソニーのα NEX-5Tは、2012年11月に発売されたNEX-5Rのマイナーチェンジとなる後継機です。前機種のNEX-5Rとの大きな違いは、NEX-5Tには近距離無線通信のNFC機能が搭載されたことです。NEX-5Rで写真を転送する時には、転送からスマートフォン転送を選んで、写真を選択、NEX-5Rが待ち受け状態になったらスマホで接続するカメラを選択、アプリに転送写真の表示が出たらコピーをするまでの6つの操作手順が必要でした。NEX-5TのNFC機能ではこの6つの操作手順が簡略化されて、NEX-5Rの転送の手間と比較したらかなり楽に転送できます。NEX-5TのNFC機能ではワンタッチリモート機能も使えて、NEX-5Rでのワンタッチリモート機能よりも簡単にリモート撮影ができるようになっています。以下に続きます。


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それに加えて、NEX-5TはNEX-5Rにはなかったトリミナスカラーに対応しているので、トリミナスカラー対応のブラビアで使うと再現できる色が広がった写真表示ができます。NEX-5TにはNEX-5TLと、NEX-5TYがあります。NEX-5TLのパワーズームレンズキットには、E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650のレンズが付属、NEX-5TYのダブルズームレンズキットにはPZ16-50mmとE 55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210が付属しています。レンズキットにはブラック、シルバー、ホワイトがありますが、ボディ単体ではブラックになります。

ソニーのNEXシリーズの魅力はAPS-Cサイズの大型センサーを搭載しているのに、ミラーレス一眼なのでかなりコンパクトなことです。そのコンパクトさを重視しているためにEマウントのレンズを採用していますが、同じソニーのAマウントとの違いが価格です。Aマウントの35mmのDT35mm F1.8 SAM SAL35F18と比べても、EマウントのE 35mm F1.8 OSS SEL35F18は実売価格で2倍くらいします。50mmの単焦点レンズでも、AマウントよりEマウントのレンズのほうが値段が高いです。NEX-5Tを買う時には、AマウントのレンズよりEマウントのほうが値段が高いことを認識してから購入したほうがいいです。

NEX-5TのファストハイブリッドAFは高精度のコントラストAFに動体撮影に強い位相差AFを組み合わせて、精度と動体のどちらにも強いAFですが欠点もあります。従来からのコントラストAFに位相差AFを使うために、撮像面に位相差AFを搭載した撮像面位相差AFになっています。そのため、物理的に撮像面の画素の欠損が起きるので、像面位相差AFではこの画素の欠損を改善していくことが課題になっています。NEX-5TのファストハイブリッドAFは液晶画面のライブビューでもピントがかなり速く合うので、AF速度は実用的に問題になる場面はあまりないと思います。ただし、NEX-5TはAFの検出の輝度範囲がEV0から20なので、暗い場面でのAFの合焦に弱い面もあります。位相差AFでの測距点は99点で、コントラストAFでの測距点は25点になっています。

NEX-5Tは露出補正が±3段なので、コンデジの高級コンパクトと同程度です。NEX-5Tの魅力は、液晶画面です。上に180度動かして、自分撮りも正確にできます。NEX-5Tの液晶モニターは3.0型で、約92万ドットです。NEX-5Tはタッチパネルでシャッターも使えます。NEX-5Tにも全画素超解像ズームがあって、約2倍までできます。スマートズームではSサイズの時に約2倍までズームできます。全画素超解像ズームは画質が劣化を抑えたズームですが、スマートズームは余った画素数を使う画質の劣化がないズームです。NEX-5TのSサイズは約400万画素でスマートズームの約2倍になるので、焦点距離が50mmでF1.8のレンズが100mmF1.8で使えます。デジタル系ズームは物理的なテレコンとは違って、ズームをしても開放F値で使えるのが大きな強みです。約400万画素で十分なら、NEX-5Tのスマートズームの約2倍を単焦点レンズで使ってみてはどうでしょうか。

NEX-5Tはボディ内手ブレ補正ではなく、レンズ式の手ブレ補正です。NEX-5TのCIPA基準で約330枚のバッテリーの撮影枚数に、約218グラムの本体のみの重さも、前機種のNEX-5Rと同じです。NEX-5TはマイクロUSB充電で、パソコンから充電することもできます。NEX-5Tには内臓EVFがないので、外付けのFDA-EV1Sを使うしかないです。FDA-EV1SはXGA有機ELで約235万ドットですが、パナソニックのGX7がコンパクトなミラーレス一眼で高精細な内臓EVFを搭載したのを見ると、NEX-5Tの後継機では内臓EVFにしてくるかもしれません。NEX-5TはNEX-5Rと同じで、カメラ上部の右にコントロールダイヤルがあって、レンズの絞り値やシャッタースピードの変更ができる便利さは健在です。NEX-5Tは10コマ/秒のAF追従連写、1/4000秒のシャッタースピード、フルHD動画も撮れて、AdobeRGBの色空間、水準器もあって、Wi-Fi機能もあります。

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