ソニー α57 全画素超解像ズーム 単焦点も4倍の望遠レンズに

ソニー α57の全画素超解像ズーム

ソニーのα57でぜひ使いたいのが、デジタル処理のズームです。ソニーのαシリーズ以外では、一眼レフでデジタル処理のズームは使えません。α57はトランススルーセントミラーの一眼なので、デジタルズーム類も一眼レフの常識にとらわれずに、積極的に使えるようになっているのも大きな魅力です。以下に続きます。


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その中でも、α57の全画素超解像ズームが魅力です。α57のズームの仕組みは、4つあります。光学ズームと、スマートズームと、全画素超解像ズームと、デジタルズームです。レンズを手動で動かす時の光学ズーム、画像を記録画素数の中から切り出すスマートズーム、デジタル処理を高画質に保って拡大する全画素超解像ズーム、デジタル処理で拡大するデジタルズームがあります。

この中で、画質が低下するのは、デジタルズームと全画素超解像ズームです。ただ、全画素超解像ズームは、等倍で見たり大きく印刷しなければ、使えます。全画素超解像ズームは同じソニーのRX100の性能もよかったですが、α57はもっと性能がいいです。α57のほうが撮像素子がAPS-C相当の大きさなので、1インチセンサーのRX100よりも、もっと綺麗な全画素超解像ズームになっています。RX100でも使えてα57はそれ以上なので、α57の全画素超解像ズームは光学ズーム以上のズームが必要なら、使ってみるといいと思います。

スマートズームは、クロップと同じことをしています。画像サイズがMとSの時に使えるのがスマートズームで、余った画素数を切り出しているので、Mの7.1MとSの3.4Mで記録した画素数以下にはズームしません。3.4Mの画素数で十分であれば、それでスマートズームを使えば、後からレタッチする手間も省けて、容量も少なく保存することもできます。

Sの3.4Mの340万画素であれば、スマートズームが2倍と全画素超解像ズームの2倍の計4倍のズームができます。α57は、ボディの裏面の右肩にZOOMボタンがあります。そのボタンを押せば、コントロールボタンで光学ズーム以上のズームができます。ボディに直接ZOOMボタンを配置しているところに、α57がデジタル系ズームを推していることが分かります。

DT35mm F1.8 SAM SAL35F18のレンズは明るい単焦点で安価なので、お薦めです。そのレンズをスマートズームで2倍にすると、105mmになります。105mmのF1.8になるので、Sの3.4Mにすると、35mm F1.8のレンズが中望遠レンズ並になります。スマートズームでF値を保ったままズームしているので、F 1.8のままシャッタースピードが稼げます。

そこからさらに全画素超解像ズームをすると、210mmでF1.8になります。35mm F1.8のレンズが望遠レンズになって、F1.8を保ったままでズームできます。デジタル系ズームの便利なところは、被写体にさらに寄れることです。単焦点の広角、標準レンズが開放F値を保ったまま望遠レンズ並の焦点距離まで伸びるのは、シャッタースピードも稼げてとても便利です。

タムロンのSP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF] (Model A16)は全域がF2.8の明るさで値段も安く、これもα57にお薦めのレンズです。タムロンのA16は26mmから78mm相当で、Sの3.4Mで全画素超解像ズームを使って4倍まですると312mmのF2.8で使えるレンズになります。A16にはレンズの手ブレ補正がありませんがα57にはボディ内手ブレ補正があるので、A16でも手ブレせずに使えるのも大きな利点です。

レンズキットのDT 18-55mm F3.5-5.6 SAMなら、Sの3.4Mでスマートズームと全画素超解像ズームで330mmまで望遠になります。DT 55-200mm F4-5.6 SAMなら、Sの3.4Mでスマートズームと全画素超解像ズームで1200mmまでの超望遠撮影ができます。α57はダブルズームレンズキットが価格がかなり安く買えるので値段の面でもお薦めですが、全画素超解像ズームも考えるとなおさらお薦めです。

ただ、全画素超解像ズームはレンズの光学ズームよりも画質が落ちます。特に、等倍で光学ズームの画質と比較すると、かなりはっきりと差が出ます。スマートズームはクロップしているのと同じなので、スマートズームまでにしておくと、画質の低下を抑えられます。

できるだけ軽くして身軽になると、撮影も捗ります。軽い単焦点レンズを1本にして、それで全画素超解像ズームを使って望遠までカバーするという撮影スタイルもα57なら可能です。レンズキットのDT 18-55mmのみにして、330mmまでを全画素超解像ズームで使うと、広角から望遠までのとても軽いレンズのできあがりです。DT 18-55mmは軽いので、それと撮り続ける撮影も、α57の超解像技術があってこそです。

通常は、330mmまで望遠できれば、十分ではないでしょうか。1200mmまでの超望遠は、離れた野鳥を撮りたい時などに使うと威力を発揮します。340万画素くらいでいいのなら、α57の望遠はかなり綺麗な画像です。RX100の全画素超解像ズームでも十分なくらいなので、α57の全画素超解像ズームは本当に使えます。

レンズキットは開放F値がF3.5で焦点距離が伸びるとさらに暗くなるので、F3.5のまま望遠してシャッタースピードを稼ぎたい時に、ZOOMボタンを押してF値を保ったままズームできるので、これもとても便利です。

α57のデジタル系ズームはJPEGでしか使えないので、α57はJPEGで威力を発揮する一眼であることも、一眼レフでRAWで撮影するタイプのカメラとは違いがあります。α57がコンデジからステップアップにちょうどいい一眼なのは、JPEGで手軽に撮れる機能が充実しているからです。

全画素超解像ズームはα37とα57とα99で使えますが、α57より上位機のα65とα77では使えません。次の02の「ソニー α57 レビューと比較」の記事に続きます。コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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