SIGMA dp1 Quattro レビュー 比較と評価

シグマ dp1 Quattro

シグマのSIGMA dp1 Quattroは、2012年9月14日に発売されたSIGMA DP1 Merrillの後継機です。有効画素数は約2900万画素ですが、Foveon X3のQuattroセンサーで、JPEGのSUPER-HIGHでは3900万画素相当の画素数で撮影できます。Foveonセンサーとベイヤー配列フィルターの違いに、Foveonセンサーの特徴と魅力を書いています。そのFoveonセンサーの記事にも書いていますが、dp1 QuattroはFoveonセンサーなのでローパスフィルターはありません。撮像素子のサイズは、APS-C相当の23.5mm×15.7mmです。画像処理エンジンは、TRUE Ⅲです。レンズの焦点距離は実質で19mmで、約28mm相当で使えます。以下に続きます。


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レンズの開放F値は、F2.8です。絞り値は、F2.8からF16まであります。マクロ性能は被写体まで20cmまで近づけて、最大撮影倍率は1:8.3です。絞り羽根枚数は、9枚です。SIGMA dp1にはファインダーはありませんが、別売のビューファインダーのVF-31、LCDビューファインダーのLVF-01も使えます。水平と垂直の電子水準器もあります。液晶モニターは、3.0型の約92万ドットです。ISO感度はISO100からISO6400まで使えて、1/3段ステップで設定できます。Foveonセンサーの記事にも書きましたが、高感度撮影には強くありません。dp1 Quattroは、低感度で被写体と向き合って撮影するのに向いています。

dp1 Quattroの低感度での質感に優れた画質と、35mmフルサイズの一眼レフの高感度耐性と合わせれば、低感度と高感度での撮影に対応できて、あらゆる被写体で良好な画質で撮影できます。シャッタースピードの上限は1/2000秒ですが、レンズの絞り値で最高シャッタースピードが変わります。これはdp1 Quattroがレンズシャッター機だからで、レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いとはに、レンズシャッター機の特徴を書いています。記録メディアはSDカードで、UHS-I規格に対応しています。連写性能は、秒間コマ数はRAWのHIGHで3.5コマ/秒で連続撮影枚数は最大で7コマ、RAWのLOWでは4.5コマ/秒で最大で14コマまでの連続撮影枚数です。

AFの測距点数は9点で、AF+MFモードでは、AF操作の後でフォーカスリングでのピントの微調整もできます。dp1 Quattroには、AF補助光も内臓しています。露出補正の補正幅は±3EVで、レンズ一体型の高級コンパクト機並みです。補正幅のステップ数は、1/3ステップです。dp1 Quattroはマニュアルフォーカスもできて、SIGMA Photo Pro Monochrome Modeでのモノクロ写真もできます。記録画素数の縦横比は3:2、4:3、16:9、1:1はよくある縦横比ですが、dp1 Quattroには21:9の縦横比もあります。RAW撮影には14-bitのロスレス圧縮RAWがあって、カメラ内RAW現像もあります。JPEG撮影もできて、RAW+JPEG記録もできます。

dp1 Quattroのボディの一部は、マグネシウム合金です。その他にもホットシューもあって、フィルターサイズは58mmで、ケーブルレリーズのCR-31、レンズフードのLH4-01も使えます。バッテリーのBP-51で約200枚の撮影枚数です。シグマのDPシリーズは以前からそうですが、バッテリーの撮影枚数が少ないです。dp1 Quattroの約200枚も、コンデジのエントリー機並みの撮影枚数です。SIGMA Photo Proが付属していて、シグマ調のRAW現像ができます。dp1 Quattroの本体のみの重さは425gです。dp1 Quattroの特徴と魅力は、SIGMA dp2 Quattroのレビューと比較に書いたこととも重なります。

28mmの焦点距離は、広角撮影を日常的に使いたい場合に適している画角です。28mm、50mm、135mmの焦点距離はフィルム時代からよく使われてきたレンズ域です。dp1 Quattroは、dp2 Quattroの記事にも書きましたが、フィルムライクな写真をデジタル時代にも残そうとするシグマの心意気があるカメラです。dp1 QuattroはコントラストAFです。コントラストAFは精度に優れて、位相差AFは速度に優れます。dp1 Quattroは最新の一眼レフのような高感度耐性もなければ、素早いピント合わせも苦手です。28mmの焦点距離で風景を撮って、その被写体を低感度でフィルムライクな写真で残して、じっくりと向き合いたい場合などに、dp1 Quattroが特に向いています。

28mmほどの広角撮影ではなく、もっと人間の視野に近い画角で撮影したいのなら、約45mm相当の画角になるdp2 Quattroがあります。Quattroセンサーは、Quattroセンサーは何が変わったのかに書いています。シグマのレンズとカメラ 日本のものづくりの強みと魅力も書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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