リコー GRとニコン COOLPIX Aの違いと比較

リコー GRとニコン COOLPIX Aの違い

リコーのGRとニコンのCOOLPIX Aは、どちらもAPS-C相当の撮像素子で28mmF2.8のレンズを搭載していて、発売時期も近い機種です。一見すると似てそうですが、GRとCOOLPIX Aはかなり違うところもあります。まず、リコーのGRに比べてニコンのCOOLPIX Aは、全体的な動作が遅いです。GRに比べて、COOLPIX AのAFの合焦も遅いです。スナップとしても使えるリコーのGRを使うと、COOLPIX Aはシャッターを押すと一瞬、背面液晶がブラックアウトする時間が長めのこともあって、スナップ機として使えるのを控えたくなります。

ニコンのCOOLPIX Aは通常のAFではレンズ先端から50cmまでしか寄れないので、ボディの左下にあるフォーカスモードセレクターでマクロAFに切り替えないといけません。リコーのGRはマクロモードに切り替えることなく、レンズ先端から10cmまで寄れるマクロ機能が使えるオートマクロががあります。バッテリーはリコーのGRは約290枚で再生画像や設定をすると200枚以下しか持ちませんが、ニコンのCOOLPIX Aは約230枚しか持たずに再生画像を見るとリコーのGRよりもさらに持たなくなります。

リコーのGRはRAWでも4コマ/秒で連続4枚の連写ができます。こうやって見ていくと、ニコンのCOOLPIX AはリコーのGRよりも劣っています。COOLPIX Aは2013年の3月に発売された後に、リコーのGRが5月に発売されました。リコーのGRの発売がもっと遅いか、ニコンのCOOLPIX Aの発売がもっと早かったらCOOLPIX Aの魅力は増していた思います。リコーのGRと同じ時期に重なったために、ニコンのCOOLPIX Aの魅力が落ちていることは否定できません。

ニコンのCOOLPIX Aは光学性能はかなりレベルが高いのですが、それを支えているデジタル面の性能がリコーのGRに比べて劣っています。COOLPIX Aはニコンの一眼レフとメニュー画面も似ていて違和感なく操作できるので、ニコンユーザーが使うにはとても操作がしやすいです。ニコンのCOOLPIX Aは画質はとてもいいのですが、リコーのGRと比べると画質以外の面で劣っています。COOLPIX Aの画質以外の面の欠点をどう捉えるかですが、スナップ撮影に使うのならリコーのGRのほうが最適です。

リコーのGRのシャッタースピードが1/4000秒で、ニコンのCOOLPIX Aが1/2000秒なので、GRのほうが仕様上は2倍の高速シャッターが切れるように思えます。そのGRのシャッタースピードのことは、リコー GRの高速シャッタースピードの制限に書いています。

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