RICOH G800 レビュー 比較と評価

RICOH G800

RICOH G800の有効画素数は約1600万画素で、センサーは1/2.3型の裏面照射型CMOSです。裏面照射型CMOSは、それまでの表面照射型よりも高感度時のノイズが減少しているセンサーです。レンズの焦点距離は28mmから140mm相当で、実質の焦点距離は5mmから25mmです。

開放F値は、広角端でF3.5、望遠端でF5.5です。マクロ性能は、レンズの先端から被写体まで、広角側で約1cmまで寄れます。37mm径のフィルター装着ができて、別売のワイドコンバージョンレンズのDW-5も使えます。DW-5は22mm相当で、防水性能もあります。RICOH G800には、エタノール、二酸化塩素水の消毒、次亜塩素酸ナトリウムに対応した耐薬品性の機能もあります。

水深5mまで対応して2時間までの使用、2.0m落下にも対応の耐衝撃性、氷点下10度までも使えて、防塵性能もあります。手ブレ補正は光学式ではなく、電子式ブレ補正機能しかありません。液晶モニターは3.0型の約92万ドットで、電子水準器も使えます。ISO感度は、ISO100からISO25600まで使えます。

1/2.3型のセンサーで、ISO25600まで使えるのもRICOH G800の特徴ですが、業務用カメラで高ISO感度を重視した設計になっています。撮影の露出モードはプログラムAEで、シャッター優先、絞り優先が使えないので、マニュアル露出も使えません。シャッタースピードの上限は、1/1500秒です。

記録メディアはSDカード系で、約6.5GBの内臓メモリーが使えます。連写は、16枚か25枚の連続撮影した画像を1つにまとめるS(ストリーム)連写、シャッターボタンを押してからの撮影を、離した瞬間で遡った16枚か25枚の画像を1つにまとめるM(メモリー逆戻り)連写があります。

露出補正の補正幅は±2段で、1/3EVステップで補正できます。動画性能は、フルHDの1920×1080で30コマ/秒で撮影できます。動画のファイルはMOV、動画の映像はMPEG- 4 AVC/H.264、動画の音声はリニアPCMです。画像にメモが付けられるカメラメモ機能があって、動画にもカメラメモができます。

すかし撮影でテンプレートを使って比較できる機能もあります。メニュー変更が簡単にできるようにカメラ設定ファイルが読み込めて、カメラ設定はSDカードに書き出しもできます。内臓フラッシュがあって、アクセサリシューもあります。Eye-Fiカードに対応しているので、スマホに画像転送もできます。

バッテリーは、CIPA基準で、DB-65を使って約400枚、単四形アルカリ乾電池で約40枚です。RICOH G800は、単四電池が使えるのも大きな特徴で、いざという時のバッテリー切れにも安心です。RICOH G800の本体のみの重さは、約290gです。RICOH G800は、確かに、業務用カメラです。

しかし、厳しい環境下でも使えるので、業務用だけではなく、信頼できるカメラとしても使えます。

RICOH G900のレビューと比較

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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