ポケモンGOと鳥取砂丘でカメラの写真撮影

ポケモンGOと鳥取砂丘

鳥取県の平井伸治知事が鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区を宣言して、鳥取砂丘でポケモンGOを使ってもらおうとしています。鳥取砂丘にはポケストップが多くあることも関連しています。

ポケモンGOは、捕獲画面で右上にあるARスイッチの切り替えで、写真撮影ができます。さらに、ARスイッチをオフにしてから捕獲画面で撮影したい場面に動かしてARスイッチをオンにすると、ポケモンと被写体を一緒に撮影することができます。

鳥取砂丘ではポケモンを捕まえるだけでなく、一緒に記念撮影もできます。そこで、鳥取砂丘での記念撮影ですが、その鳥取砂丘を最高のスタジオにして撮影してきた写真家がいました。

植田正治(ウエダショウジ)です。植田正治は鳥取砂丘で、様々な演出写真を撮影してきた日本を代表する写真家です。帽子や傘なども使って、演出した写真を撮ってきました。

植田正治の「砂丘モード」には帽子の上に小さい人がいるような演出写真がありますが、これはポケモンでも撮れます。鳥取砂丘で黒の帽子を手に持って、その帽子の上にポケモンを置いて撮影したら、植田調風のポケモン写真が撮れます。

ポケモンが少し砂に埋まっているように撮れば、植田正治の「小さい漂流者」のようにもなります。植田正治は色々な物をオブジェにして鳥取砂丘で撮っていたので、ポケモンをオブジェにして撮ります。植田調風のポケモン写真なら、他のポケモン写真よりも個性的な写真が撮れます。

鳥取県として、鳥取砂丘をポケモンGOの誘致の意図として、ポケモンと風景の写真コンテストの開催も言われています。そうなると、やはり、鳥取砂丘と写真と言えば植田正治です。

植田正治は1998年に第一回鳥取県県民功績賞を受賞しているので、鳥取県としても鳥取砂丘と植田正治の写真のことは認識していると思いますが、それとポケモンGOの写真とをどれだけ想起しているかです。

ポケモンGOはカメラで写真が撮れるので、それと植田正治を結び付けることも考えたほうがいいと思います。そして、鳥取砂丘で植田調のような写真をポケモンと撮れたら、その中から植田正治写真美術館に足を運ぶ人も出ててくると思います。

ポケモンGOの写真撮影を足掛かりにして、鳥取が生んだ日本の巨匠となった写真家に光を当てるのが、鳥取県がすることです。このスマホの写真が馬鹿にできないのは、その先のことがあるからです。

今現在は一眼レフを使っていても、スマホの写真撮影からカメラと写真に興味を持って、一眼レフを購入した人が一定数いるからです。ポケモンGOもスマホで写真を撮るので、ポケモンと記念写真を撮っていると写真撮影にも興味が向いてきます。

構図はどうしようかとか、この光の調子はとか考え出す人が、スマホ撮影者の中から出てくるのです。鳥取砂丘でのポケモン写真コンテストを考えているのなら、植田正治写真美術館まで範疇に入れて考えたほうがいいと思います。

そして、植田正治が山陰地方を離れず日本を代表する写真家になったように、山陰地方に魅力を感じて、もう一度山陰地方を訪れて写真を撮ってみたいという人が出てくれば、鳥取砂丘でのポケモンGO誘致もよかったことになります。

植田正治は晩年までアマチュア精神を大切にして写真する幸せを言っていました。最初は、ポケモン写真する幸せでもいいし、写真術など考えなくてもいいのです。その中から、一眼レフの購入までいき植田正治という写真家を知るきっかけになれば、鳥取県としても意義のあることです。

鳥取県としては、鳥取砂丘と写真撮影が出てくれば、重要なキーワードである植田正治という世界的大ブランドになった写真家のことを思い起こしてほしいと思うのは、写真愛好家の視点からでもあるし、そのほうが鳥取の魅力としても末永く、息が長くなります。

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