ペンタックス Q7 レビュー 比較と評価

ペンタックス Q7

PENTAX Q10の後継機のナノ一眼のPENTAX Q7は、Q10の1/2.3型からQ7の1/1.7型の裏面照射型CMOSセンサーに変わったのが一番の大きな違いです。1/2.3型より1/1.7型のほうが40%面積が大きくて画素数は据え置きなので、Q10との対比では画質がよくなっています。特に、Q10より高感度ノイズに強くなっているので、Q10の高感度ノイズが気になっているのならQ7にするのも同じレンズが使えるので選択肢に入ります。以下に続きます。


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撮像素子が1/1.7型と大きくなったので01 スタンダードプライムのレンズはQ10では35mm判換算で47mm相当の焦点距離したが、ペンタックス Q7では39mm相当の焦点距離になります。01 STANDARD PRIMEのレンズは、実質の焦点距離が8.5mmでF1.9のレンズです。Q7では、39mm相当のF1.9のレンズになります。39mmと47mmは、画角が結構違います。Q7はQマウントレンズでQ10よりレンズが広角側になっているので、Q10でQマウントのレンズがもっと広角側で使えたらいいと思っていたのならQ7は最適です。

レンズは望遠側では撮影した後での画像の切り取りのクロップで対応もできますが、広角側の場合には撮影していないので、どうしようもありません。広角側でQマウントレンズを使いたいのなら、Q7しかありません。ノイズはQ10よりは少なくなっていますが、Q7のノイズが少ないわけでもありません。ペンタックス Q7はレンズ交換式のミラーレス一眼のカテゴリーに入っていますが、マイクロフォーサーズ以上の一眼と比べるとノイズが多いので、一眼と同じカテゴリーでノイズが少ないわけではありません。

Q7の画質は1/1.7型で裏面照射型なのでコンデジのレベルで行けばノイズは少ないほうですが、暗部に出たノイズを見れば、やっぱり1/1.7型の機種です。Q7の画質はコンデジのレベルで行けばISO1600も使えると思いますが、APS-C以上の大型撮像素子のクリアな画像のレベルでは、ペンタックス Q7はISO400くらいまでが実用範囲内だと思います。ノイズが少ない多いというのは、撮影者の見る位置によってかなり違ってきます。画質を見る時に、コンデジのレベルなのか、大型撮像素子のレベルなのかで違いがあります。

PENTAX Q7の背景のボケも、Qマウントの01 STANDARD PRIMEの明るい単焦点レンズでも実質の焦点距離が8.5mmでF1.9なので、被写界深度の幅広い表現での写真は撮れません。Q7のこういう特徴を認識してQ7を買うのなら、Q7のデジタルフィルターでの表現も含めて、コンセプト的な楽しい一眼での撮影ができると思います。Q7の欠点は、液晶モニターです。3型で約46万ドットの液晶モニターは、前機種のQ10と同じで改善されていません。ペンタックス Q7の液晶モニターは晴天時に見にくく、ファインダーもないので撮影がしにくいです。電子ビューファインダーがないQ7では液晶モニターが唯一のファインダーになりますが、特に晴天時にその液晶モニターが見にくいのはQ7の明らかな欠点になっています。

それに、ペンタックス Q7の欠点はバッテリーです。Q7はCIPA規格では、フラッシュ発光無しで約260枚の撮影枚数ですが、Q10ではフラッシュ発光無しで約270枚のバッテリーの持ちでした。後継機のQ7になって、前機種のQ10より撮影枚数が10枚減ったことになります。実際には再生画像をよく見るスタイルだと、CIPA基準よりもっとバッテリーが持ちません。Q10の液晶モニターは3型で約46万ドットなので、Q7と同じです。液晶モニターの精細度が同じなのにQ10よりQ7のほうがバッテリーが持たなくなっているのも、Q7の目立つ欠点です。後継機のQ7では前機種のQ10より液晶モニターを高精細にして3型で約92万ドットくらいにしてもよかったのに、その高精細な液晶モニターにしていたらQ7のバッテリーはさらに持たなくなっていました。

そのQ7の液晶モニターは固定式で、チルト式の上下可動やバリアングル液晶の自由度がないので、晴天時の液晶モニターも見にくくなっています。Q7にはここで挙げた欠点もありますが、Q7のコンセプトは新しい時代の一眼の形を提示しているので、将来性のある一眼だと思います。将来的には1/1.7型でも、もっと画質がいい撮像素子や画像エンジン処理がされて、高感度ノイズや風景撮影時の精製度が上がると思います。その時代を見据えた一眼がペンタックス Q7と言えると思います。

Q7で水平方向と上下のあおりの電子水準器が、新しく搭載されました。Q7は露出補正が±3段できるので、同じ1/1.7型サイズの高級コンパクトのキヤノンのG16と同じレベルの露出補正ができます。Q7は、ペンタックス機の特徴のオーダーカラーで120色が選べます。ペンタックス Q7はとにかく楽しい一眼で新しい時代を感じさせるレンズ交換式で、Q7は荒削りのところもありますが、それも含めて魅力を感じたのなら使ってみるのもいいと思います。

PENTAX Q-S1とPENTAX Q7の違いに、PENTAX Q-S1との違いを書いています。

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