PENTAX K-1 レビュー 比較と評価

PENTAX K-1

リコーのPENTAX K-1の総画素数は約3677万画素で、撮像素子は35mmフルサイズの35.9mm×24.0mmのCMOSで、ローパスフィルターレスです。ローパスセレクター機能があるので、手ブレ補正の機能を使って偽色とモアレを防ぐこともできます。画像処理エンジンはPRIME IVです。K-1には自動クロップ機能があるので、APS-C相当のDAレンズでもクロップ枠が表示されて使えます。約1536万画素になりますが、測距点が35mmフルサイズ時よりも広がって使える利点もあります。画質の低下が気にならなければ、DAレンズでも35mmフルサイズの範囲を使って撮影できるクロップ機能のFFもあります。以下に続きます。


スポンサーリンク


約1536万画素の画素数でも十分で、より望遠に撮影したい時に、クロップ機能が便利に使えます。ファインダーの倍率は約0.7倍で、視野率は約100%です。アイポイントは、レンズの中心から約21.7mmです。視度調整の範囲は、約-3.5から+1.2です。K-1は、光学ファインダーがある一眼レフであることを考えると、この視度調整の範囲は広いです。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に視度調整のことを書いていますが、K-1なら眼鏡利用者でも裸眼で見ることができる人が増えます。K-1でこの視度調整のことが大きく注目されることはないですが、一眼レフであることを考えると、K-1はこの視度調整の広さも大きな特徴です。

フォーカシングスクリーンはナチュラルブライトマットIIIの固定式で、グリッドと電子水準器も表示できます。K1にはフローティングミラー構造あるので、ミラーボックスをできるだけ小型化しています。モニターは3.2型の(アスペクト比は3:2で、約103.7万ドットです。タッチパネルは使えません。K-1のモニターは光軸上の可動を重視して、4本のステーで支えるようにしています。モニターは上下に約44度、左右に約35度、ウェストレベルでは約90度に動かせます。モニターのライブビュー時には精度に優れるコントラストAFで、AF速度に優れる位相差AFは使えません。モニターに、水準器の表示もできます。

ISO感度はISO100からISO204800まで使えて、1EV、1/2EV、1/3EVの幅で設定できます。シャッタースピードは1/8000秒から30秒まで設定できて、バルブ撮影もできます。記録メディアは、SDカード系のデュアルスロットです。連写性能は、秒間コマ数は35mmフルサイズ時は約4.4コマ/秒、APS-C時には約6.5コマ/秒です。連続撮影枚数は、35mmフルサイズ時で、JPEGのLで70枚、RAWで17枚です。APS-C時には、JPEGのLで100枚、RAWで50枚です。望遠撮影でAPS-Cレンズでクロップを使うのは望遠に有利になるだけではなく、連写性能も向上するので、35mm時よりは動体撮影に向いています。

AFの測距点数は33点で、中央25点はクロスタイプです。測距センサーは、SAFOX12です。露出補正の補正幅は±5EVで、1/2EV、1/3EVで補正できます。動画性能はフルHDの1920x1080で、60iで撮影できます。動画のファイル形式はMOV、動画の映像はMPEG-4 AVC/H.264です。4K対応インターバル動画の機能もあります。内蔵ステレオマイクがあって、外部マイクもステレオ録音で使えます。K-1には機能ダイヤルと設定ダイヤルがあるスマートファンクションを使って、ISO感度や露出補正が直感的に操作できるようになっています。前後ダイヤルもあるので、スマートファンクションと合わせて設定の便利さが増しています。

手ブレ補正機能を使って4枚の連写で撮影するリアル・レゾリューション・システムはRAW記録もできて、新しく、動体補正モードもあります。操作部アシストライトで、レンズマウント上部、液晶モニター背面、カードスロット部、ケーブルスイッチ端子部にLEDの点灯ができるようになっています。設定ができるコントロールパネルは、並び順と表示項目も設定できるようになっています。天体追尾のアストロレーサーの機能もあります。ダイヤルと操作ボタンを無効にする誤操作防止機能もあります。K-1のボタン類は、Fx1ボタンだけでなく、Fx2ボタンもあります。カスタムイメージに、オートセレクトとフラットが新たに追加しています。

明瞭コントロールでも、新たに肌色補正ができるようになっています。ホワイトバランスにも新機能があって、CTEのColor Temperature Enhancementでホワイトバランスで色を強調することができます。ホワイトバランスは自然な色にするために補正するためにできたものですが、それとは逆に、CTEではホワイトバランスの機能を使って、記憶色の強調もできるようになっています。電子コンパスも使えます。K-1には、撮像素子シフト式のシェイクリダクション IIの5軸補正があります。CIPA基準で、5段の補正効果があります。レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に、段数のことを書いています。

35mmのミラーレス一眼には手ブレ補正内臓のボディはありますが、35mmの一眼レフで手ブレ補正内臓式のボディはPENTAX K-1が初めてです。この35mm一眼レフ初のボディ内手ブレ補正もK-1の大きな特徴で、これだけを見てもK-1には大きな魅力があります。ダスト機能はダストリムーバルIIです。RAWは、ボディ内で展開することもできます。AFの検出輝度範囲は、EV-3から18です。露出制御の測光方式は、8.6万画素RGBセンサーです。K-1には人工知能のディープラーニングを使った画像認識の機能もあるので、それを使ったシーンアナライズオートでは、今までのオート機能よりもシーン判別の機能が向上しています。

今後は人口知能の性能がさらに高まっていくので、画像認識の機能がかなり向上して、オート機能も今までよりは使えるようになっていくことは間違いないです。K-1には、内臓フラッシュはありません。シンクロ同調速度は1/200秒です。シャッターユニットの耐久性は、30万回のレリーズ試験をクリアしています。氷点下-10℃でも動作環境内なので、35mm一眼レフでも氷点下でも使えるのもK-1の特徴です。防塵防滴のボディで、別売のバッテリーグリップのD-BG6防塵防滴です。マグネシウム合金のボディになっています。Wi-Fiもあって、GPSも内臓です。バッテリーのD-LI90Pで、CIPA基準で約760枚の撮影枚数です。

ボタンを使って液晶モニターの輝度設定画面を簡単に呼び出せるアウトドアモニターの機能もあるので、モニター輝度が簡単に変えられるようになっています。IMAGE Transmitter 2にも対応しています。K-1の本体のみの重さは、約925gです。K-1と同時期のミラーレス一眼のEVFは、まだ、光学ファインダーに動体追尾性能でかなり劣ります。PENTAX K-1が35mm一眼レフ機として出たのは、光学ファインダーの優れた被写体捕捉性能に加えて、手ブレ補正に、氷点下でも使えることなど、35mm一眼レフとして他にはない特徴がある機種になっています。ペンタックスは買収されて様々な経緯がありましたが、リコーのブランドになっています。

そのリコーでも、ペンタックスブランドとして、35mm一眼レフとしてしっかりと魅力ある機種を出してきたことは、ペンタックスファンだけでなく、カメラ業界全体のユーザーにとっても活性化につながります。PENTAX K-1がペンタックスブランドの35mm一眼レフとして存在する意義は、カメラの性能に加えて、今までのカメラ史でペンタックスカメラとしてしっかりと築いてきた功績を考えても感慨深い機種になっています。

TAvモードの最適な撮影状況と新露出のISO感度に、TAvのことを書いています。

K-1とD810の違いD500とK-1の違いに、違いを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


スポンサーリンク


関連記事