Panasonic LUMIX DMC-LX100 レビュー 比較と評価

DMC-LX100

パナソニックのLUMIX DMC-LX100は、2012年8月23日に発売されたDMC-LX7の後継機です。DMC-LX100の総画素数1684万画素で、有効画素数は1280万画素です。撮像素子は4/3型で画像処理エンジンは4CPUのヴィーナスエンジン、レンズは24mmから75mm相当で実質では10.9mmから34mmのレンズです。レンズの明るさの開放F値は、広角端でF1.7で望遠端でF2.8です。4/3型のレンズ交換式のマイクロフォーサーズマウントの場合には、レンズの焦点距離は2倍になります。DMC-LX100は実質で10.9mmから34mmなので、2倍なら21.8mmから68mm相当のレンズになりますが、実際には24mmから75mm相当と約2.2倍になって焦点距離が伸びています。DMC-LX100はマルチアスペクトでアスペクト比を変えても画角が変わらないようにしているため、DMC-LX100のセンサーは、マイクロフォーサーズマウントの4/3型よりは小さくなっています。以下に続きます。


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4対3、3対2、16対9のアスペクト比では、画角が変わらずに撮影できます。DMC-LX100のマルチアスペクトで、総画素数と有効画素数にも差が出ています。正方形の1対1での撮影時には、画角が変わります。マクロ性能は、レンズの先端から被写体まで広角端で3cmまで寄れて、望遠端で30cmまで寄れます。大型撮像素子のレンズ一体型で、75mm相当で実質34mmのF2.8で30cmまで寄れるので、テレマクロとしても使えるのも、DMC-LX100の大きな魅力です。望遠端の実質で34mmのF2.8なので、背景をボカした写真も撮れます。レンズの絞り値は、F16まであります。絞り羽枚数は、9枚羽虹彩絞りです。記録画素数を落としてズームを伸ばすEX光学ズームでは、3Mの記録画素数時なら6.2倍の約150mm相当までズームできます。

記録画素数が3Mで十分な時には、EX光学ズームの150mm相当までのズームを使うといいです。DMC-LX100の最大の特徴で最大の魅力は、4/3型という大型センサーで、光学3.1倍のズームレンズを搭載したことです。大型センサーのレンズ一体型ならすでに発売されているので、それ自体は珍しくもありません。35mmフルサイズのレンズ一体型もありますが、それらの大型センサー機は単焦点です。PowerShot G1 X Mark IIが1.5型の大型センサーでのズーム機ですが、開放F値がF2.0からF3.9とDMC-LX100より暗くなっています。以前の2005年に発売されたソニーのDSC-R1は、大型の21.5mm×14.4mmのCMOSを搭載したズームレンズ機でした。ただし、DSC-R1も開放F値がF2.8からF4.8とDMC-LX100より暗く、24mmから120mm相当とDMC-LX100より焦点距離が長いレンズでした。

DSC-R1は、約926gで気軽に持ち歩くカメラでもありませんでした。PowerShot G1 X Mark Ⅱは、24mmから120mm相当のレンズの焦点距離を見ても、DSC-R1の焦点距離でもっとコンパクトにした機種であったと言えると思います。DMC-LX100は、DSC-R1からの大型撮像素子一体型のズーム機をもっとコンパクトでレンズを明るくして、最新の機能を詰め込んだ機種になっています。明るい開放F値での大型センサーのレンズ一体型ズーム機はDMC-LX100が初めてなので、この性格の機種を切望していた人には待望の機種になっています。1インチ型のPowerShot G7 XDSC-RX100M3は明るい開放F値のズームレンズですが、1インチ型センサーは2/3型センサーのコンデジの延長で、現在の35mmフルサイズのレンズ一体型まで出ている状況の中では、1インチ型は大型ではなく中型センサー一体型機のクラスになると思います。

DMC-LX100のレンズは沈胴式なので、4/3型の大型センサーのズームでもコンパクトに使えます。パナソニックのLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8のレンズが24mmから70mm相当でF2.8ですが、DMC-LX100はこのレンズより広角端の開放F値が明るいことを考えたら、価格も高くないです。DMC-LX100は、24mm、28mm、35mm、50mm、70mm、75mmの6段階のステップズームがあります。別売になる自動開閉式のレンズキャップのDMW-LFAC1を使えば、レンズの着脱の手間が省けます。絞りリングも使えて、シャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルがボディ上部の右側にあって、レンズ鏡筒にあるコントロールリングは、ピント合わせの他、ステップズームとズームの割り当てもできます。

手ブレ補正は、静止画での光学式のPOWER O.I.S.があります。EVFは0.38型の約276万ドット相当で、ファインダー倍率は4/3型相当で約1.39倍で、35mm判換算では約0.7倍です。ニコンの最上位機のD4Sのファインダー倍率が約0.7倍なので、DMC-LX100のEVFは被写体を迫力ある姿で捕らえることができます。視度調整の範囲は、-4~+3diopterです。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調整のことを書いています。EVFの視野率は約100%のアイセンサー付きで、Adobe RGBの色空間との比較で色再現性が約100%なので、EVFでの被写体の色の確認性が進化しています。液晶モニターは3.0型の92万ドットで、あおりと水平の傾きの2方向に対応した電子水準器もあります。静止画のISO感度はISO125からISO25600まで、拡張感度でISO100があります。

ISO感度は、1/3EVステップに変更できます。動画撮影時には、ISO6400までです。シャッタースピードの上限は、静止画のメカシャッターで1/4000秒、電子シャッターで1/16000秒です。電子シャッターは、動体撮影で被写体が歪むことがある欠点があります。最長で約120秒までのシャッター速度も使えます。動画撮影時にも、1/16000秒が使えます。記録メディアはSDカードで、UHS-I スピードクラス3(U3)規格まで対応しています。連写の秒間コマ数は、AF追従で約6.5コマ/秒です。AFの測距点数は49点で、測距点は画面に広がりがあります。DMC-LX100のAFは、コントラストAFを高速化する空間認識AFです。コントラストAFは精度に優れて、位相差AFは速度に優れます。コントラストAFの速度を補うために、センサーに位相差AFを組み込んだ像面位相差AFがあります。

像面位相差AFは画素の欠損で画質に影響が出ることもあるので、コントラストAFそのものの速度を高速化できれば、それが理想です。DMC-LX100の空間認識AFは位相差AFの補助がなくても、コントラストAFそのものの速度を上げる理想的なAF姿勢で成り立っています。DMC-LX100には、瞳認識AFもあります。露出補正の補正幅は±3段なので、コンデジの高級コンパクト機並です。補正幅のステップ数は、1/3 EVステップです。動画は、MP4で3840×2160の4K動画で、フレームレートが30pで撮れます。4K動画は、最大で15分までの連続撮影時間の制限があります。4K PHOTOで、4K動画の静止画の1コマを切り出して、829万画素の静止画ができる機能もあります。インターバル撮影もできます。マイクはステレオです。

静止画のフィルター効果に、モノクローム、ラフモノクローム、シルキーモノクローム、トイポップ、ブリーチバイパス、ファンタジー、サンシャインが新規に追加しています。シャッター優先、絞り優先、マニュアル露出、プログラム露出時にも、フィルター効果が使えます。サイレントモードでの静音撮影もできます。DMC-LX100のカメラ本体で、RAWをJPEGに現像できます。色空間には、sRGBとAdobeRGBがあります。ホットシューもあって、別売のフラッシュライトのDMW-FL70は、ISO100でガイドナンバー7相当、ISO200でGN10相当です。別売のDMW-360L、DMW-FL580Lも使えます。Wi-Fi機能もあって、近距離無線通信のNFC機能もあります。バッテリーは、CIPA規格でモニターで約350枚、EVFで約320枚です。

付属品には、SILKYPIX Developer Studio 4.2 SEがあります。本体のみの重さは、4/3型の明るいズームレンズを搭載しているのに、約351gの軽さです。ボディの色には、ブラックとシルバーがあります。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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