オリンパス STYLUS 1 レビュー 比較と評価

OLYMPUS STYLUS 1

オリンパスのネオ一眼の高級機のSTYLUS 1は、300mm相当の焦点距離で全域がF2.8の明るさのレンズが最大の特徴です。今までのレンズ一体型で、望遠機の望遠端のレンズの明るさがF2.8だったのは、パナソニックのFZシリーズでした。そのパナソニックのFZシリーズは望遠端をF2.8にしてできるだけ小型にするために、1/1.7型より小型の撮像素子を使ってきました。STYLUS 1は28mmから300mm相当の焦点距離で、1/1.7型の裏面照射型CMOSを搭載しています。実質の焦点距離は6.0mm~64.3mmなので、64.3mmでF2.8のレンズになります。有効画素数は1200万画素です。以下に続きます。


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STYLUS 1の光学ズームの倍率は10.7倍ですが、その300mm相当の望遠端でレンズの先端から被写体に80cmまで寄れるので、35mm判換算では0.3倍まで寄れるテレマクロ機能もあります。300mm相当でF2.8のレンズは動物園で背景をボカした写真を撮る時などに使えますが、普段のポートレート撮影だと300mm相当なのでかなりその人から離れて撮らないといけません。150mm相当だと実質32mmでF2.8なので、このレンズの中間域でも背景をボカすこともできます。ポートレート撮影で被写体から離れすぎるのは、STYLUS 1のレンズの中間域付近を使うと改善できます。STYLUS 1のスーパーマクロは、被写体から5cmまで寄ることもできます。スーパーマクロは42mm相当の焦点距離に固定されて、実質の焦点距離は約9mmになります(マクロ撮影の距離は、コンデジのマクロとデジタル一眼レフとミラーレスの最短撮影距離の違いに書いています)。

STYLUS 1には、2倍の600mm相当になるワンプッシュデジタルテレコンもあります。デジタル処理のズームは物理的なテレコンとは違ってレンズのF値が暗くならないので、レンズの明るさを保ったままでシャッタースピードが稼げます。STYLUS 1にはコンバージョンレンズアダプターのCLA-13を使って、テレコンのTCON-17Xが使えます。TCON-17Xを使うと、F2.8のままで1020mm相当の望遠撮影もできます。STYLUS 1の画質は、公式のサンプル写真でもISO100でも等倍では青空にノイズが出ていますが、通常に使用する分には問題ないと思います。

STYLUS 1のEVFは、アイセンサー機能が付いてOM-D E-M5の同程度の約144万ドットです。電子ビューファインダーと光学ファインダーのことを書いていますが(一眼レフから光学ファインダーはなくなる?35mm判の原点回帰)、APS-Cクラスのエントリー機の光学ファインダーと比べると、EVFのほうが見やすいです。EVFは物理的限界を超えられるので小型のカメラであるほど、EVFのほうが光学ファインダーより見やすいです。光学ファインダーで見やすいAPS-Cクラスのエントリー機は、ペンタックスのK-50があります。STYLUS 1はEVFにしたことで、視度調整の範囲が約-4~+2になっています。視度調整の範囲のことは、ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に書いています。

STYLUS 1のEVFには、同じオリンパスの最上位機のOM-D E-M1で初搭載のキャッツアイコントロールもあります。キャッツアイコントロールは露出の正確性を高めるために、光学ファインダーの見やすさに近づけている機能です。明るい場面や暗い場面での必要以上のEVFでの補正を光学ファインダーのように自然な見え方にするのが、オリンパスのキャッツアイコントロール機能です。STYLUS 1はOM-D E-M1で初搭載の機能も搭載しているので、オリンパスのミラーレス一眼のエントリー機よりも機能面で優れているものを持っています。液晶モニターは3.0型の約104万ドットで、上に約80度、下に約50度のチルト式のタッチパネルのモニターです。チルト液晶を可動すると、ファインダー表示が自動的にオフになります。STYLUS 1には35点のエリアAFがあって、タッチ操作でAFを合わせることもできます。

STYLUS 1はレンズシャッターで、1/2000秒がシャッタースピードの上限です。レンズシャッターなので、レンズ交換式の一眼のようなシャッター音がしない静音撮影ができます。レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いとはに、レンズシャッターのことを書いています。レンズシフト式の手ブレ補正があって、動画撮影時には電子式の手ブレ補正とのハイブリッド補正になります。ISO感度は、ISO100からISO12800までです。露出補正の範囲は±3なのは、コンデジのG16P7800の高級コンパクト機と同じです(露出のことは、デジカメと銀塩フィルムカメラの露出の違いの記事から書いています)。RAW記録は、12bitのロスレス圧縮です。3段分のNDフィルターが内臓してあるので、減光してシャッタースピードを遅くした撮影がでてきます。

STYLUS 1の操作面では、オリンパスのコンデジでは初のサブダイヤルがあります。このサブダイヤルがあれば、右手の親指で操作できます。コントロールリングとサブダイヤルがあるので、普段使う機能の割り当てもできます。ズーム速度の低速設定で、ズームの微調整もできます。ハイブリッド・コントロールリングのアナログコントロールとデジタルコントロールを使えば、マニュアル感覚操作とモードの割り当てもできます。STYLUS 1で便利なのは、レンズキャップです。自動開閉式のレンズキャップのLC-51Aがあるので、レンズを付けたままでズーム操作もできます。レンズキャップを毎回取り外ししないといけないとシャッターチャンスに間に合わなかったり、面倒になって撮影する機会が減ったりするのを自動開閉式のキャップなら防げます。

STYLUS 1にも、組写真のフォトストーリー機能があります。フルHD動画の撮影はできますが、29分までの制限があります。ハイスピードムービーで120コマ/秒で、最速で240コマ/秒の最大で20秒の動画撮影もできます。連写は最大で約7コマ/秒、最大撮影枚数はJPEGで70枚、RAWで25枚です。Wi-Fiも内蔵しているので、スマホ用のアプリのOLYMPUS Image Shareがあれば、スマホをリモコンにしたり、ライブビューやズーム操作やシャッターも切れます。GPSタグを写真のExifに追加することもできます。水平と垂直の3D水準器、音声録音、SDカードのUHS-I、Eye-Fiカードも使えます。付属の充電池のメモリーカードを含んだ重さは、約402グラムです。STYLUS 1とDSC-RX10の違いに、RX10との違いを書いています。FZ1000とSTYLUS 1の違いに、FZ1000との違いを書いています。

OLYMPUS STYLUS 1sのレビューと比較に、後継機のことを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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