オリンパス STYLUS TG-850 Tough レビュー 比較と評価

OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough

OLYMPUS STYLUS TG-850 Toughは、有効画素数は1600万画素で、撮像素子は、1/2.3型の裏面照射型CMOSです。裏面照射型は従来の表面照射型よりも、高感度時のノイズ処理が改善したセンサーです。画像エンジンはTruePic Ⅶで、OM-D E-M1にも搭載されているものです。レンズの焦点距離は、21mmから105mm相当です。

TG-850 Toughは、ワイドコンバージョンレンズも使わずに、24mmよりもさらに広角の21mmが標準で使えるのが大きな魅力になっています。21mmの画角が標準のレンズ一体型は、パナソニックのLUMIX DMC-FZ70の20mm相当のレンズなどの極一部の例外を除いては、TG-850 Toughはレンズ一体型で最も広い画角になっています。

TG-850 Toughの21mm相当以上に広い画角にするなら、レンズ交換式の機種にして、広角レンズを使ったほうがいいと思います。実質の焦点距離は3.74mmから18.7mmで、レンズの明るさの開放F値は広角端でF3.5、望遠端でF5.7です。屈曲光学系のレンズで、レンズが出てこないので、窓にカメラを付けたまま撮影することなどもできます。

TG-850 Toughの防水は10メートルに防塵性能、液晶モニターを閉じた状態での耐衝撃の2.1メートル、耐荷重の100kg、耐低温のマイナス10℃のタフネスボディが、TG-850 Toughの21mm相当の画角と合わせて最大の魅力になっています。超解像ズームを使えば、210mm相当までのズームができます。

超解像ズームは、通常のデジタルズームよりも画質の劣化を抑えたデジタル処理のズームです。TG-850 Toughのスーパーマクロで、1cmまで寄れます。フルHD動画のフレームレートが60pで撮れて、240コマ/秒のハイスピードムービーのスローモーション動画を20秒まで撮れます。記録媒体は、SDメモリーカードです。

TG-850 Toughは、Eye-Fiカード、FlashAirカードも使えます。内蔵メモリーは37MBあります。液晶モニターは3.0型の約46万ドットで、背面の液晶モニターは180度まで回転するので自分撮りもできます。TG-850 Toughの防水機能でカメラ本体だけを水中に入れて、液晶モニターを動かして被写体を確認できるので、水面の中に顔を入れずに水中撮影もできるのもTG-850 Toughの特徴です。

ISO感度は、ISO125からISO6400まであります。手ブレ補正は、レンズシフト式です。動画撮影時には、レンズシフト式と電子式の併用のハイブリッドの5軸動画の手ブレ補正になります。オート撮影のみで、マニュアル撮影はできません。シャッタースピードの上限は1/2000秒です。露出補正の補正幅は±2段で、エントリーコンデジ並みの補正幅です。

TG-850 Toughはインターバル撮影もできます。Wi-Fi機能はありません。TG-835 ToughにあるGPS機能も、TG-850 Toughにはありません。バッテリーのLI-50Bで、CIPA基準で約300枚の撮影枚数です。電池とカードの込みで約218グラムになります。STYLUS TG-835 Toughに、TG-835の記事を書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


スポンサーリンク

関連記事