OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough レビュー 比較と評価

オリンパスのSTYLUS TG-4 Tough

オリンパスのOLYMPUS STYLUS TG-4 Toughは、2014年6月12日に発売されたTG-3 Toughの後継機です。TG-4 Toughの総画素数は1676万画素で、撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSです。裏面照射型は従来の表面照射型よりも、高感度時のノイズが低減されているセンサーです。画像処理エンジンはTruePic Ⅶです。焦点距離は25mmから100mm相当で使えて、実質の焦点距離は4.5mmから18.0mmです。レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF2.0で望遠端でF4.9です。

スーパーマクロではレンズの先端から被写体まで1cmまで寄れて、顕微鏡モードでの撮影範囲は1cmから30cmです。TG-4 Toughは、望遠端で被写体に10cmまで寄れるテレマクロ性能があります。光学ズームでは100mm相当までのズーム域ですが、できるだけ画質の劣化を抑えた超解像ズームを使えば200mm相当まで使えます。タフネスボディも健在で、TG-4 Toughは耐衝撃の2.1m、防水の15m、防塵と耐荷重の100kg、耐低温の-10℃までの性能があります。手ブレ補正は、静止画ではCMOSのシフト式で、動画では電子式です。

液晶モニターは3.0型で、約46万ドットです。46万ドットはエントリーコンデジ並なので、TG-4 Toughの欠点のモニターのドット数になっています。ISO感度は、ISO100からISO6400まで使えます。撮影の露出モードにはレンズの絞り優先はありますが、シャッター優先とマニュアル露出は使えません。TG-4 Toughは広角端の開放F値がF2.0なので、その明るいレンズの魅力を使える絞り優先は使えます。シャッタースピード自体の調整はできないので、絞り優先で擬似的なシャッター優先をすることになります。

シャッタースピードの上限は、1/2000秒です。記録メディアはSDカードで、Eye-Fiカードも使えます。内臓メモリーは55MBあります。連写性能は、連写モードでは5コマ/秒、高速連写2モードでは60コマ/秒です。マクロ撮影でAFターゲット選択が使えるので、マクロ撮影時のAF合焦が便利に使えるようになっています。露出補正の補正幅は±2.0EVなので、エントリーコンデジ並です。補正ステップは、1/3EVです。動画性能は、フルHDの1920×1080で撮影できます。

ハイスピードムービー、タイムラプスムービーも使えます。動画のファイル形式はMOVとAVIがあって、動画の映像はMOVがH.264、AVIがMotion Jpegで、動画の音声はステレオリニアPCMです。水中モード、水中スナップ、水中マクロが使えて、深度合成モードでは連写でマクロの被写界深度を深くできます。TG-4 Toughはセンサーが1/2.3型と小さいので被写界深度が深いですが、それでもマクロ撮影では背景がボケます。深度合成モードを使えば、小さい被写体のマクロでも全体にピント面が合った撮影ができます。

TG-4 Toughでは、RAW撮影もできます。フラッシュも内臓式で使えます。Wi-Fiも使えて、GPS機能はGLONASS、QZSSにも対応しています。電子コンパスも使えます。陰を防いで、均一に照射できる別売のLEDライトガイドのLG-1があります。バッテリーのLI-92Bで、CIPA基準で約380枚の撮影枚数です。TG-4 Toughは、別売のテレコンバーターのTCON-T01、水深45mまで使える防水プロテクターの別売のPT-056も使えます。

TG-4 Toughの重さは、バッテリーとSDカード込みで247gです。ボディの色は、ブラックとレッドがあります。

Tough TG-5のレビューに、後継機のことを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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