オリンパス STYLUS TG-3 Tough レビュー 比較と評価

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough

OLYMPUS STYLUS TG-3 Toughは防水コンパクトの最上位機で、2013年2月8日に発売されたOLYMPUS STYLUS TG-2 Toughの後継機です。総画素数は1676万画素で、撮像素子は1/2.3型の裏面照射型のCMOSです。裏面照射型は、従来の表面照射型より高感度時のノイズ処理を改善したセンサーです。

TG-3 Toughの画像処理エンジンはTruePic Ⅶで、OM-D E-M1と同じです。レンズの焦点距離は25mmから100mm相当で、実質の焦点距離は4.5mmから18.0mmです。レンズの明るさの開放F値は、広角端でF2.0、望遠端でF4.9です。超解像ズームを使えば、200mm相当までズームできます。

超解像ズームは、通常のデジタルズームより画質の劣化を抑えたデジタル処理のズームです。TG-3 ToughにテレコンバーターのTCON-T01を装着すれば、焦点距離が1.7倍になります。フィッシュアイコンバーターのFCON-T01を装着すれば、焦点距離が0.74倍になって超広角撮影ができます。

TG-3 Toughは、防水は15メートル、耐衝撃性は2.1メートル、耐荷重は100kg、耐低温性はマイナス10度に、防塵性能のタフネス性があります。マクロ撮影は、レンズ先端からスーパーマクロで被写体に1cmまで寄れます。顕微鏡コントロールモードを使えば、被写体との距離が1cm時に表示倍率の確認ができて、液晶表示の倍率を1倍、2倍、4倍にすることもできます。

TG-3 Toughには深度合成モードもあって、連写の合成で手前から奥までピントを合わせることができます。深度合成モードは、カシオでは全焦点マクロと呼んでいる機能です。フォーカスブラケットモードではピント面をずらしながら30コマまで連写できて、ピント面の移動量も3種類から選べます。

TG-3 Toughのシーンモードには、水中スナップ、水中ワイド1、水中ワイド2、水中マクロもあります。フルHD動画も撮れます。240コマ/秒のハイスピード動画でスローモーションムービー、インターバル撮影のタイムプラス動画も撮れます。記録メディアはSDカードで、SDXCカードのUHS-Iにも対応、Eye-Fiカードも使えます。

TG-3 Toughの内蔵メモリーは36MBあります。液晶モニターは、3.0型の約46万ドットです。ISO感度は、ISO100からISO6400までです。手ブレ補正は静止画でCMOSシフト式、動画は電子式です。オート撮影以外に絞り優先があります。TG-3 ToughはレンズがF2.0と明るく、絞り優先もあるので、撮影表現の幅が広がりました。

TG-3 Toughは他にも、組写真のフォトストーリー機能もあります。シャッタースピードの上限は、1/2000秒です。露出補正の補正幅は±2段なので、エントリーコンデジ並みの補正幅です。高速連写2モードでは、60コマ/秒で連写できます。バッテリーのLI-92Bで、CIPA基準で約380枚の撮影枚数です。フィルター径は40.5mmで、コンバーターアダプターのCLA-01を装着すればフィルターの取り付けができます。

TG-3 Toughは、Wi-Fiでリモコンの代わりのリモート撮影もできます。GPS機能は、GLONASSとQZSSもあります。GPSはアメリカの衛星測位システムで、GLONASSはロシアの衛星測位システム、QZSSは日本向けの衛星システムです。電子コンパス機能もあります。別売のLEDライトガイドのLG-1もあります。

TG-3 Toughには他にも、別売のシリコンジャケットのCSCH-122もあります。防水プロテクターのPT-056を使えば、水深45メートルまで使えます。電池とカード込みで約247グラムです。色はブラックとレッドの2色があります。25mmからと28mmよりもさらに広角で使えて、F2.0と明るいのも魅力ですが、さらに絞り優先モードも加わったのがTG-2 ToughとTG-3 Toughの違いでです。

STYLUS TG-3 Toughのテレマクロに、テレマクロのことを書いています。OLYMPUS STYLUS TG-4 Toughのレビューに、後継機のことを書いています。

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