オリンパス OM-D E-M10 レビュー 比較と評価

OLYMPUS OM-D E-M10

オリンパスのOM-D E-M10は、総画素数が約1720万画素のマイクロフォーサーズ機です。OM-D E-M10の魅力は、本体のみで約350グラムという軽さなのに、性能が上位機のE-M1と同じ機能も持っていることです。画像エンジンのTruePic Ⅶは上位機のE-M1と同じで、光学ローパスフィルターレスもE-M1と同じです。E-M10のEVFはアイセンサーに対応で、倍率は約1.15倍で35mm判換算では0.57倍です。光学ファインダーのエントリー機の一眼レフはファインダーが小さく見にくいですが、EVFは物理的限界を超えられるので、E-M10のEVFはエントリー一眼レフよりも迫力があって見やすくなっています。以下に続きます。


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E-M10のEVFは約144万ドットで、0.38型のセイコーエプソンのULTIMICRONを搭載しています(EVFと光学ファインダーのことを光学ファインダー OVF 電子ビューファインダー EVF 一眼レフの将来に書いています)。EVFにはキャッツアイコントロールがあって、輝度を自動調整してくれるので、露出の調整がしやすくなっています。E-M10のEVFには、ファインダーを覗いたままで被写体の写し方を自由に調整できるクリエイティブコントロールがあって、その中でもカラークリエイターの機能はその時の情感をそのまま写真にあらわすことができます。カラークリエイターは目の前にある被写体と面した時に、その時に撮影者が感じた情感のままで被写体の色を自由に変えて、被写体を写すことができます。

写真は目の前にある被写体をそのまま写し取るものではなく、自分の情感を被写体に重ねて写し取るものだと思います。E-M10のカラークリエイターの機能は、その時の情感を直感的に被写体に重ねることができるので、使ってみてください。他にも、E-M10のEVFでは、ハイライトとシャドーのコントロール、アスペクトコントロール、拡大表示コントロールも使えます。EVFの大きな魅力は光学ファインダーの物理的限界を超えて、撮影者の情感を写真にあらわすのに適していることです。E-M10のEVFは、撮影者の意図を汲んでくれる機能があります。

E-M10の液晶モニターは3.0型の約104万ドットで、上方向に80度、下方向に50度の可動式の液晶で、タッチAF操作にも対応しています。オリンパス機はボディ内手ブレ補正なので、E-M10も内臓式です。E-M10のボディ内手ブレ補正の機構は3軸で、E-M1は5軸なので、上位機の手ブレ補正効果に劣ります。E-M10のボディ内手ブレ補正の効果は、3.5段です。E-M10は、ISO100からISO25600まで使えます。E-M10はマイクロフォーサーズのエントリー機なのに、露出補正の幅が最上位機並の±5段もあります(露出のことは、デジカメと銀塩フィルムカメラの露出の違いの記事から書いています)。シャッタースピードの上限は1/4000秒まで(レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いに、シャッタースピードの上限の違いについて書いています)、フラッシュの同調速度は1/250秒以下です。E-M10はコンパクトで軽いサイズですが、ワイヤレスコマンダーの機能にも対応したシリーズ初の内蔵フラッシュがあります。

E-M10の連写Hは最高8.0コマ/秒ですが、ピントと露出が連写の1コマ目に固定です。C-AFの追従連写では、最大で約3.5コマ/秒です。JPEGのLの圧縮率がノーマルの時には、カード容量一杯まで連写ができます。E-M10はワンプッシュデジタルテレコンの2倍が使えて、ムービーテレコンは4倍が使えます。E-M10はフルHD動画も撮れて、タイムプラス動画も撮れます。他にも、水中マクロ、Adobe RGBの色空間、2軸の電子水準器、SDカードのUHS-I対応、Eye-Fiカードも使えます。E-M10のAFはコントラストAFを使うFAST AFで、DUAL FAST AFではありません。DUAL FAST AFは上位機のE-M1のAFで、フォーサーズのレンズ使用時にも位相差AFが使えるAFです。コントラストAFは精度に優れて、位相差AFは速度に優れるAFです。

E-M10のAFは81点のFAST AFで測距点が多いので、特にエントリー機の一眼レフより自由に枠内を移動して被写体を捕らえることができます。スモールAFターゲットも使えて、AFの枠を小さくして小さな被写体にもピントを合わせられます。AFの測光範囲はEV -2-20ですが、フレームレートを高速にすると0 - 20になるので、その時には暗所時のAFの合焦精度が下がります。E-M10にはピーキング機能もありますが、上位機にある防塵・防滴はありません。OLYMPUS Image Shareのアプリを使えば、スマホでシャッターも切れますし、GPSタグも追加できます。Wi-Fi機能でのリモート操作も使えます。

E-M10はオリンパス機の特徴の組写真のフォトストーリー機能もあるので、印象的な写真が撮れます。E-M10は下位機ですが2ダイヤルがあるので、絞りやシャッター速度、ISO感度や露出補正にホワイトバランスの設定も手軽にできます。バッテリーはBLS-5で、CIPA基準で約320枚の持ちです。E-M10は、画質がよくてもできるだけコンパクトに持ち歩きたい場合に向いている機種です。APS-Cの機種は最初のレンズキットや単焦点レンズではコンパクトでも、システム全体で見るとマイクロフォーサーズよりも大きく重くなります。E-M10はシステム全体をマイクロフォーサーズとして小型化できて、しかも高感度時の写りもAPS-Cの機種に迫るものがあるので、手軽に高画質を持ち歩きたい場合に選択肢に入るのがE-M10になっています。E-M10には、Limited Edition Kitがあります。

OM-D E-M10 Mark IIのレビューに、後継機のことを書いています。E-M10 Mark IIとE-M10の違いに、違いを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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