ニコン Nikon 1 V3 レビュー 比較と評価

Nikon 1 V3

ニコンのNikon 1 V3は、Nikon 1 V2の後継機です。ニコン1マウントなので、レンズの焦点距離は35mm判換算で約2.7倍になります。Nikon 1 V3は画像エンジンがEXPEED 4Aになって、画質が改善して処理速度がさらに高速化しました。Nikon 1 V3はAF追従連写で約20コマ/秒が可能で、世界最速です。1コマ目の被写体にAF固定する連写では、約60コマ/秒までできます。Nikon 1 V3が新画像エンジンになったことで、連写性能がさらに向上しました。約2.7倍の焦点距離にAF追従でも約20コマ/秒なので、望遠撮影で連写を必要とする撮影をよくする時に、Nikon 1 V3は購入の選択肢として大きな魅力を持っています。ISO感度はISO160からISO12800まで、ISOオートはISO160からISO6400までで、新画像エンジンになったこともあって、ノイズ耐性が向上しています。ノイズリダクション機能に、ISO 6400(NR)、ISO 12800(NR)があって、高速連写の4コマ合成でノイズを減らしています。以下に続きます。


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Nikon 1 V3は有効画素数は1839万画素で、13.2×8.8mmサイズのCMOSセンサーでニコンCXフォーマットの1インチ型の撮像素子です。1インチ型は、DSC-RX10などと同じです。レンズ一体型でもソニーの1インチ型の機種がありますが、1インチ型はマイクロフォーサーズの機種よりも画質が劣ります。SDカードはmicroSDカードに変更されて、microSDXCメモリーカードも使えます。シャッタースピードの上限は、メカニカルシャッター使用時には1/4000でレンズ交換式のエントリー機と同じですが、エレクトロニックシャッター使用時には1/16000が可能です(レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いに、シャッタースピードの上限の違いについて書いています)。フラッシュの同調速度はメカニカルシャッター使用時には1/250秒以下ですが、エレクトロニックシャッター使用時には1/60秒以下です。露出補正の幅は±3段なので、コンデジの高級コンパクト並です(露出のことは、デジカメと銀塩フィルムカメラの露出の違いの記事から書いています)。

Nikon 1 V3は、位相差AFとコントラストAFのハイブリッドAFです。動く被写体の補足性が高い位相差AFと、暗所でのAF動作に優れるコントラストAFの2つがあって、位相差AFエリアが105点に増加して、コントラストAFエリアは171点のアドバンストハイブリッドAFです。オートエリアAFでは、41点の測距点になります。Nikon 1 V3の撮影タイムラグはさらに縮小して、世界最短になりました。NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 PD-ZOOMは世界初の電動のレンズバリアーを内蔵しているのでキャップが不要で、このレンズを使えばさらに快適に撮影できます。Nikon 1 V3は光学ローパスフィルターレスなので、解像感も向上しています。1920×1080で60pのフルHD動画の撮影も可能で、1280×720(アスペクト比は16対9)のHDスローモーション動画も撮れます。スローモーション動画は、120コマ/秒で3秒間の動画を撮影して、12秒のスロー再生をする機能です。

Nikon 1 V3はボディ内に光学式手ブレ補正がないので、レンズ式で手ブレ補正をします。動画撮影時には、ボディー内の電子式の手ブレ補正が使えます。コマンドダイヤルが2つあるので絞り値やシャッタースピードやホワイトバランスの変更できて、露出補正やISO感度設定を割り当てできるFnのファンクションボタンもボディーに2つあります。Nikon1 V3のグリップは弾力ゴムのエラストマーのグリップで、別売のグリップのGR-N1010を装着したまま、microSDカードの取り外しもできます。液晶モニターは約104万ドットのチルト式で、下方向に87度、上方向に170度傾けることができて、タッチパネルもできるようになりました。

Nikon 1 V3ではチルト式のタッチパネルが可能になって液晶モニターの性能は向上しましたが、EVFが内臓でなく、EVFを使うなら別売で外付けの電子ビューファインダーのDF-N1000が必要です。DF-N1000は0.48型の約236万ドットで、視野率は約100%です。電子水準器にはローリング(左右方向の横揺れ)と、Nikon 1で初のピッチング(前後方向の縦揺れ)の検知にも対応しました。撮影した後で、白飛びしたところを黒く表示する機能もあります。レリーズテストは10万回をクリアーしているので、D3300と同程度のレリーズテスト性能です。Nikon 1 V3にはシャッター音を消音にして撮影できるサイレント撮影が可能で、その時にはエレクトロニックシャッターが選択されます。操作音も消音にできるので、サイレント撮影では音が気になる場面での撮影に向いています。

Nikon1 V3のお気に入りフォト機能は、撮影した前後の40コマを自動で一時保存して、その中から写真が選べる機能です。クリエイティブリングは被写体に合わせたリングが出てきて直感的に操作できるリングで、ポートレートのクリエイティブリングでのハイキーやクロスプロセスなどの効果をリングで操作できます。Wi-Fi機能も内蔵していて、EN-EL20aのバッテリーでCIPA基準で約310コマの撮影が可能です。Nikon 1 V3は、約20コマ/秒のAF追従の飛び抜けた連写性能が大きな特徴で、それに1インチ型を合わせた約2.7倍の焦点距離がNikon 1 V3の最大の魅力です。連写性能と望遠撮影に優れているレンズ交換式で、できるだけ軽く、しかも、画質もできるだけ妥協したくない場合に、Nikon 1 V3が購入の選択肢になります。

レンズ一体型のネオ一眼は望遠撮影に強くても、Nikon 1 V3ほどの連写性能もなく、画質はNikon 1 V3に劣る機種ばかりです。マイクロフォーサーズ以上になると重くなって、焦点距離も短くなって、同じ焦点距離のレンズを揃えようとすると、Nikon 1 V3よりも価格が高くなります。レンズ交換式はレンズ一体型と違って、違うレンズを使えば写真撮影にさらに惹かれていくようになるのも、レンズ一体型の機種とは違うことです。Nikon 1 V3には、1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOMが付属しているNikon 1 V3 標準パワーズームレンズキットがあります。Nikon 1 J4Nikon 1 S2に、Nikon 1 J4とNikon 1 S2の記事を書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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