D7100のクロップのすごさとファインダーの51点AFの広がり

D7100のクロップ機能

ニコンのD7100は正確にはD7000の後継機ではないですが、型番上の後継機です。D7100とD7000との大きな違いに、クロップモードがあります。D7100はAPS-C相当のDXフォーマットですが、その焦点距離からさらに1.3倍のクロップができます。D7100では、クロップモードで35mm判換算でレンズの焦点距離が2倍相当の画角になります。50mmレンズが100mm相当のレンズになるのです。このクロップモードがD7000にはなかったので、ここがD7100と比較して大きな強みになっています。D7100のクロップモードは、約1540万画素になります。

D7100のクロップモードは、単に焦点距離が稼げるようになるだけではありません。D7100をクロップモードで使えば、その魅力に惹き込まれる機能を持っています。D7100のクロップモードは、特に動体撮影に非常に強いです。D7100は51点のフォーカスポイントが使えて、AF性能はニコンの最上位機のD4並です。そのD7100でクロップモードにすると、その51点の測距点がファインダーの画面の端まで広がって使えるようになります。これは、実際にD7100のクロップモードを使うと分かりますが、測距点がDXフォーマットの標準から広がって被写体を捕らえる精度がかなり上がります。

それに、D7100のクロップモードでは、約7コマ/秒の高速連写が可能になります。DXフォーマット時には、6コマ/秒です。画質モードがFINEで画像サイズが約1500万画素のLの時には、クロップモードで73コマまで連写を維持できます。連写は秒間のコマ数ばかりに気をとられがちですが、その後の連写枚数が少なくては使える連写機能ではありません。D7100はクロップモードでLの記録画素でFINEでも、連写枚数が73コマもできるのは、連写とクロップモードの相性がそれだけいいからです。

クロップモードはレンズの焦点距離が2倍になってAFの測距点の51点の補足度が高まって、しかもコマ数も連写枚数も増えるので、D7100のクロップモードは、一眼レフの中でも動体撮影に強い機能の代表になっています。クロップモードは、開放F値が暗くならないのも大きな魅力です。テレコンを使うとF値が暗くなって、シャッタースピードが稼げなくなります。クロップモードでは焦点距離が2倍になても、F1.8開放のレンズならF1.8の明るさのままです。これは特に、明るい単焦点レンズが開放F値のまま使えるので、テレコンのレンズの暗さの不便さとは逆で、かなりの魅力があるのがクロップモードです。

動体撮影の時にも望遠レンズの開放F値のまま使えるので、ISO感度を抑え気味にしてもシャッタースピードが稼げるので、高画質な動体撮影がD7100のクロップモードならできます。D7100なら1/8000秒の高速シャッタースピードが使えるので、被写体を写し止めた撮影にも強く、それも動体撮影に強い機能です。D7100は、クロップモードがあるということだけでも十分に魅力的な機種ですが、それ以外にもかなりの魅力があるのがD7100です。ニコン D7100のレビューと比較の次の02の記事にも、そのD7100の魅力を書いています。

ニコン D7200のレビューに、後継機のことを書いています。D7200とD7100の違いも書いています。

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