ニコン D5300 レビュー 比較と評価

ニコンのD5300

ニコンのD5300は、2012年12月15日に発売されたD5200の後継機です。D5300はD5200をかなり改善した一眼レフの後継機の理想と言える機種になっているので、D5300はかなりお薦めです。D5200との比較は次の記事に書いています。D5300は総画素数が2478万画素の光学ローパスフィルターレスで、解像度の画質重視になっています。D5300の標準の常用感度域はISO100からISO12800ですが、映像エンジンのEXPEED 4を搭載してISO12800まで広がっています。EXPEED 4はニコンの一眼レフカメラではD5300に初めて搭載されたもので、ここにエントリー機にも手を抜かないニコンの姿勢がはっきりと出ています。以下に続きます。


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D5300は前後ダイヤルがないことからもエントリークラスの一眼レフですが、そのD5300に真っ先にニコンの最高の映像エンジンのEXPEED 4の搭載を惜しまない姿勢を見て、これだけでもD5300は大きな価値がある一眼レフです。D5300はローパスフィルターレスの解像度にEXPEED 4の低ノイズに解像度の向上も合わさって、エントリー一眼レフ以上の画質を見せてくれています。D5300でのISO感度の上限設定は、ニコン機の特色の感度自動制御でできます。拡張感度としてISO12800を増感して、ISO25600相当も使えます。

D5300には、それ以外の特色もあります。D5300のファインダーの倍率が0.82倍になって、見やすくなりました。D7100のファインダーの倍率は約0.94倍なので、それに比べれば迫力がないです。エントリー一眼レフではペンタックスのK-50が例外的に約0.92倍の迫力のファインダーですが、D5300のファインダー倍率も上げてきています。ファインダーの視野率は、約95%です。視度調節の範囲が-1.7から+0.5mと狭いのがD5300のファインダーの欠点です(ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整)。D5200の液晶モニターは3.2型で約104万ドットで、バリアングル液晶モニターです。

バリアングル液晶はニコンの一眼レフでD5300のシリーズだけで、裏返しでモニターの保護もできて自分のほうにもモニターを向けられます。液晶モニターのアスペクト比は3対2で、タッチパネル式ではありません。D5300は、ニコンの一眼レフで初のWi-FiとGPSの両機能をボディに内臓しています。今までは、別売のオプションでのWi-FiとGPSの対応でした。D5300ではログの取得もできて、A-GPS機能で測位速度を上げることもできます。Wireless Mobile Utilityのアプリをインストールすると、Wi-Fiでスマホからのリモートライブビューでシャッターが切れるので集合の記念写真にも使えます。D5300で通信距離を伸ばすにはワイヤレスリモートコントローラーのWR-R10とWR-T10を使うと20mまで伸ばせて、複数のD5300での使用や静止画と動画もワイヤレスで使えます。

D5300はボディー内部の金属シャーシ(金属フレーム)を廃止しましたが、それでもボディは丈夫になっています。帝人の炭素繊維複合材料のSereebo(セリーボ)をD5300に初採用して、一体型の箱型のモノコックボディ構造にして小型軽量化を実現しているので、金属シャーシを廃止できています。そのセリーボ搭載で、D5300は本体のみで約480グラムの軽量ボディになっています。モノコックボディは、D750にも採用されました。D5300のバッテリーはEN-EL14aで、CIPA基準で約600コマ持ちます。

D5300はD5200よりも小型軽量化しているのに、バッテリーがD5200より新型になっています。後継機でボディが軽くなる場合にはバッテリー容量が減らされる場合もよくありますが、D5300は逆に小型軽量化しているのにバッテリーは新型です。このボディの小型化とバッテリーの新型の採用を見ても、D5300が良心的な後継機であることが分かります。D5300に採用の新型のEN-EL14aのバッテリーは、ファームアップしたD5200でも使えます。

D5300のAFの測距点は39点で、クロスタイプセンサーが9点です。3D-トラッキングやオートエリアAFでは39点の測距点を全て使って被写体の色で判断して合焦しますが、測距点が多いとピントが別の被写体に合ってしまうことがあります。正確に被写体にAFでピントを合わせるには、シングルポイントAFや9点のダイナミックAFを使うほうが精度が高くなります。露出制御の測光方式は、2016分割RGBセンサーです。D5300のAFの検出範囲は-1~+19 EVで、エントリー一眼レフと比較すると暗い場面でのAF精度は悪くないです。シャッタースピードは、1/4000秒までです(レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いに、シャッタースピードの上限の違いについて書いています)。

D5300でAF-Cのレリーズ優先にすると2416万画素で最高約5コマ/秒の連写ができて、最大100コマまでの連続撮影もできます。D5300は露出補正が±5段できるのでエントリー一眼レフのクラスを超えて、最上位機の一眼レフと同じ露出補正の幅です(露出のことは、デジカメと銀塩フィルムカメラの露出の違いの記事から書いています)。D5300はフラッシュが内臓で、ガイドナンバーは約12です。フラッシュの同調シャッタースピードは、1/200秒です。

他にも、フルHD動画の1920×1080のフレームレートが60pで撮れて、SDカードのUHS-I規格に対応しています。動画のファイルはMOVで、動画の映像はH.264/MPEG-4 AVC、動画の音声はリニアPCMです。内蔵ステレオマイクがあって、外部マイクでステレオ録音もできます。付属品に、ViewNX 2 CD-ROMがあります。D5300のボディ色はブラック、レッド、グレーの3色でストラップもボディに合わせていますが、ボディ単体ではブラックのみです。D5300 18-140 VR レンズキットは、AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRのレンズが付属しています。

ニコン D5500のレビューに後継機のことを書いています。D5500とD5300の違いに、違いを書いています。D5300とD5200の違いにも、違いを書いています。D5300とD3300の違いK-3とD5300の違いK-50とD5300の違いにも、違いを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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